東浜巨「自分を追い込みすぎていた」 取り戻した純粋さ…解放された3年間の“重圧”

  • 記者:竹村岳
    2026.03.04
  • 1軍
東浜巨【写真:栗木一考】
東浜巨【写真:栗木一考】

プロ14度目の春季キャンプ「ある程度良くなってきた」

 肩の荷を1度、全て下ろしてみたからこそ、表情には充実感が現れた。3年間で“強すぎる責任感”が自分を追い込んでいた。「今はもう何も考えていないです。純粋に自分の球がよければいいし、悪ければ練習するだけなので」。晴れ晴れとした顔つきで語るのは、東浜巨投手だ。

 昨年11月9日に国内FA権を行使し、68日間の葛藤の末にホークス残留を決断した。S組として春季キャンプを過ごした2月。ここまでの調整については「ある程度は良くなってきています。納得できるようなボールを試合の中で増やしていけたら、自分の中でも安心材料になると思うので」と胸を張る。2月23日に行われた侍ジャパンとの強化試合では2回無失点。今春初のオープン戦となった1日の西武戦では3回7失点と苦しんだが、開幕ローテーション入りに向けてただ前を見つめている。

 人生最大の決断を経て迎えた14度目の春季キャンプ。マウンド上では「態度に出さない」ことを貫いてきた背番号16だが、ブルペン投球では1球1球に表情を変えていた。「今のはいいね」「もうちょっと、こうか」。納得がいかない瞬間もあるが、その顔つきは心から野球を楽しんでいるように見える。右腕の中で生まれた大きな“変化”――。その理由は3年間の重圧から解放されたからだ。

会員になると続きをご覧いただけます

この先で分かる3つのこと

「自分を追い込みすぎていた」と語った真意とは?
期待や感謝…東浜巨が3年間で“背負っていたもの”
笑顔を取り戻した理由…その具体的なきっかけは?

2022年オフに3年契約「もっといっぱい投げたかった」

今後のキャリアも「あと5年、10年とやるかもしれない」

(竹村岳 / Gaku Takemura)