斉藤和巳2軍監督が快勝直後に明かした本音 11安打9得点も「もがいている選手がいる」

斉藤和巳2軍監督【写真:竹村岳】
斉藤和巳2軍監督【写真:竹村岳】

途中出場だった西尾&中澤が2打点を記録

 ソフトバンクのB組は25日、韓国・SSGランダースとの練習試合に臨み9-1で勝利した。先発の村田賢一投手は5回無失点の好投。2番手の田上奏大投手が3回1失点、3番手の岡田皓一朗投手が1回無失点の内容だった。打線では、初回にホセ・オスーナ外野手が先制のソロ本塁打。西尾歩真内野手、中澤恒貴内野手がそれぞれ2打点を記録した。試合後、取材に応じた斉藤和巳2軍監督の一問一答は以下の通り。

――オスーナ選手が先制のソロ本塁打。
「打った瞬間やったね。その後の打席どうするかなってコーチと話していたら、やっぱり変化球攻め。そんな簡単にね、真っすぐが来ないわけではないけど。その次の打席とか、どう考えられるかっていうところも、課題の1つ。去年からずっとそうやけど。本人ともそういう話はしています」

――あれだけ飛ばせるのも1つの魅力。
「能力は持っているから。ただ、能力は持っていても、それを試合の中で出し続けていかないと、なかなかその先には進めないので。そういったところの課題は自分の中でクリアしてほしいし、練習ではそういう取り組みもしていると聞いているので。試合でも考えながら打席に入れたら、またレベルは上がるかなと思います」

――打線は11安打を放った。育成選手たちがイキイキして見えたのでは。
「育成が多いからね。去年、一昨年から見ている選手も結果を出した。彼らもしっかり練習しているので。それが結果に結びつくと自信にもなるし。良い形でできているんじゃないかなと思います」

――盗塁失敗や、本塁憤死など走塁面でのミスもあった。今のうちに、どのタイミングなら失敗するのかを学んでほしい。
「それは育成選手だけじゃなく、支配下選手も。2軍としてはそういうスタンスで基本的にはやっているので。成功も失敗も、どれだけ自分の糧にできるかっていうところ。失敗だけが反省だけじゃなく、成功してももっとより良いものっていう意欲が出てくるかもしれないし。全てに対してチャレンジした結果は次に生かせるので」

岡田皓一朗【写真:竹村岳】
岡田皓一朗【写真:竹村岳】

村田賢一を評価「彼にしかできないピッチングスタイル」

――9回に登板した岡田投手は、かなり球威があった。
「持っているものは、継続して出せているかなとは思うね。先発の村田も、派手なピッチング内容ではないかもしれんけどね。岡田みたいに真っすぐが速いとかそういうのじゃないけど。前回の登板から持ち味は出せているし、彼にしかできないピッチングスタイルがあるので。それを確立していってくれたら。空振りが取れる、球が速いっていうのは見ている側からするとわかいやすいんだけど、ああいうピッチングもプロとして大事な部分。しかも5イニングを投げ切ってくれたので、いいところは継続できているかな」

――村田投手は19日、巨人2軍との練習試合でも2回無失点だった。
「自分で考えて色々できるタイプではあるけどね。支配下から育成になって、いろんな感情でやっていると思うし。球が速いとか、三振が取れる、空振りが取れるっていうのが一番面白いのかもしれんけど、プロで生きていくためにはいろんなスタイルがあるっていうのも理解してもらえたら」

――村田投手にしかできないピッチングスタイルとは。
「基本的には、空振りを多く取れるピッチャーではない。でも、その中でも空振りを取れる術はある。要所で配球を考えながらやれば三振も取れる。ただ、基本的には低めにボールを集めながら、どれだけゴロを打たせられるかっていうスタイル。もちろん高めが必要になる時もあると思うし。きょうはランナーを背負ってファウルで粘られて、イメージするアウトが取れないような場面があったかもしれないけど。粘り強く投げていかないといけないタイプなので。そういったところもできていたかなと見ています」

――岡田投手は、制球面で苦しむ印象があったが、2年目を迎えてまとまってきた。
「杉山(一樹)と自主トレしたみたいで、そこで良いものを自分の中で得たんだと思う。育成選手は、主力クラスのところに自主トレに行った選手が多いので。良いものを持って帰ってきて、結果に結びついている選手もいれば、そうじゃない選手もいたりはするけど。取り組む姿勢や意欲という面では、全体的にいい方向にいっているのかなとは思いますけど」

――打線の中で、目に止まった選手は?
「いやいや、みんなそれなりに。結果は出ている選手であっても、もがいているし。結果が出ない選手はもっともがいている。どうやって前に進むか。結果を出して自信にしていくか。それは継続してやらないといけないので。誰がどうとか、この選手が、というよりも、みんながそうやってもがきながら競争しないといけない選手ばかり。だから誰がっていうわけではないですね」

――結果が出ている選手はわかりやすいが、監督の目にはもがいている選手も目に止まる。
「もちろん。そういう選手が、この後にどういう練習をしているのか。練習に対しての向き合い方をどうしているのかっていうところまで見るのも、我々の仕事。それに対してどう後押しできるか、フォローできるかも、我々の仕事なので」

(竹村岳 / Gaku Takemura)