近藤健介が感じる“差”「すごいと思っているようじゃ」 主力に滲む使命感…語った本音

鹿児島県徳之島での自主トレで精力的に打ち込む近藤健介【写真:長濱幸治】
鹿児島県徳之島での自主トレで精力的に打ち込む近藤健介【写真:長濱幸治】

2026年第1弾インタビューを全4回でお届け

 鷹フルは2026年も近藤健介外野手の素顔に迫る企画をお届けします! プロ15年目を迎える今年も鹿児島県徳之島で自主トレをスタートさせた32歳が単独インタビューに応えてくれました。全4回にわたってお送りします。初回のテーマは「4年目を迎えるホークスでの立ち位置と、栗原選手会長への期待」です。

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 小久保裕紀監督が「1度壊す」と宣言し、臨む2026年シーズン。新たなホークスの“象徴”の1つが、今季から選手会長を務める栗原陵矢内野手の存在だろう。「もう、そういう立場じゃないですか。成績も収めていますし、これからのホークスの“伝統”を引き継いでいく選手の1人だと思うので」。近藤はグラウンド内外で親交の深い後輩の「大役就任」を歓迎した。

 近藤自身も日本ハム時代に27歳で選手会長に就任した。“新会長”の負担を減らすには、経験豊富なベテランのサポートが欠かせないことは分かっている。それでも「ああだ、こうだと言える立場ではないのかな」――。ホークスに移籍して3年、今なお感じるのは「主力選手の凄み」だった。

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続きの内容は

近藤が語る、今宮・柳田らベテランとの「決定的な差」
周東・近藤が新選手会長・栗原にかけた「ある言葉」
「大黒柱」近藤が未だ学ぶ、ホークスの「なくせない伝統」

「以前から『本当にすごい』と思っていた先輩方が、今もしっかりされているので。(今宮)健太さん、(中村)晃さん、ギーさん(柳田悠岐)、マキさん(牧原大成)もそうです。生え抜きで何年もプレーされている方々って、ホークスの伝統を『守らなきゃいけない』という使命感が見ていて分かるんですよ。僕がそれを『すごいな』と思っているようじゃ、まだまだ後輩にも伝えられないと思うので」

大黒柱としての自負「勝つための中心として」

 ホークスに移籍した2023年は本塁打と打点の2冠王に輝き、2024年も首位打者、シーズンMVPを受賞。プレーヤーとしてチームの大黒柱を担っていることは自負している。「プレーでチームを引っ張ったり、ゲームに勝つために中心としてやっていかなきゃいけないという自覚はあります」。それでもなお感じるのは、ホークスを支え続けてきた先輩との“違い”だった。

「練習量や普段の行動を見ていても、やっぱり『すごいな』と感じますね。先輩たちに任せるだけじゃダメですけど、伝統の大切さをまだまだ伝えてもらいながら、そこに自分がついていくというか……。ホークスのあり方について戸惑うことはもうないですけど、僕自身もまだまだ学んでいるところなので。後輩にああだ、こうだと言える立場ではないのかなと思います」

 だからこそ、今季12年目を迎える栗原の選手会長就任を後押しした。「(周東)佑京がいつもロッカーで『栗、来年やれ』って言うのは聞いていたし、僕も『やらないとダメだぞ』と言ってきたので。栗も最後はやる気になったんじゃないですかね」。栗原なら任せられる――。率直に抱いた思いだった。

「前任の選手会長(周東)が2年連続でリーグ優勝しているので。栗にもしっかり乾杯の音頭をしてもらいたいなと思います」。近藤は軽い口調ながらも、栗原への大きな期待を口にした。移籍してきたからこそ分かる、ホークスのなくしてはいけない伝統。新たなホークスの中心となるべき男を、全力でサポートしていく。

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)