大学4年間で出場2試合→バイト…育成ドラ5鈴木貴大がクラブチームで勝ち取った“異例の指名”

  • 記者:森大樹
    2026.01.05
  • 1軍
ホークスから育成5位で指名された鈴木貴大【写真:竹村岳】
ホークスから育成5位で指名された鈴木貴大【写真:竹村岳】

クラブチームから異例の指名…育成5位・鈴木貴大のルーツ

 2025年ドラフトでホークスは支配下選手5人、育成選手8人を指名しました。鷹フルではチームの未来を担うルーキーズを紹介します。第5回は育成5位の鈴木貴大外野手。クラブチームから異例のドラフト指名を勝ち取った24歳。これまでの野球人生には母をはじめとした周囲の支えがありました。

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 大学時代はプロ野球とは縁のない“無名選手”だった。名門・富士大では4年間で公式戦出場はわずか2試合。1学年下の代ではオリックス・麦谷祐介外野手、広島・佐藤柳之介投手、ホークス・安徳駿投手らが躍動していた。ドラフトで6人が一挙に指名される黄金世代の陰でベンチを温める日々。「すごいなって気持ちもありつつ、本当に悔しかったですね」と当時の本音を口にした。

 そんな中でも支えてくれたのが、母の朋子さんだった。母子家庭という環境で、女手一つで育ててくれた母。小学3年で野球を始めてから思うように結果が出ない時期も、朋子さんは「気の済むまでやったらいいんじゃない」と背中を押し続けてくれた。それでも「プロを目指すのは24歳まで」と自ら期限を設け、大学卒業後の2年間を“ラストチャンス”と決めた。

 しかし社会人野球からの誘いはなく、独立リーグのセレクションでも獲得チームはなかった。「うちでやらないか」。厳しい状況で声をかけてくれたのが、クラブチーム「CLUB REBASE」の池田則仁代表だった――。

1年目の冬に大きな転機「自分のために…」

母に真っ先に伝えた指名「本当におめでとう」

(森大樹 / Daiki Mori)