1年前のハワイで抱いた不安「投げられるのか」 上沢直之が“無冠返上”へ明かした野心

早朝トレーニングを終えた上沢直之【写真:荒川祐史】
早朝トレーニングを終えた上沢直之【写真:荒川祐史】

振り返った「三振を取れるタイプじゃない」

 優勝旅行中でも、この男の朝は早い。トレーニングウェアに身を包んだ上沢直之投手が宿泊先に戻ってきたのは午前8時だった。その表情には、心地よい高揚感があった。「毎日、行ける時は行こうかと思っています。朝食をみんなが食べる時間には帰ってきたいなと思って」。涼しげな笑顔でそう語る右腕。家族との穏やかな時間を守る父親の顔と、アスリートとしての姿。その両立に、充実ぶりがにじむ。

「こうやって優勝旅行に来られて嬉しいし、来年も来られるように頑張りたい」

 ハワイを訪れたのは昨年に引き続き3度目。しかし、上沢の瞳に映る景色は、昨年とは異なっていた。「去年のこの時期は『投げられるかな』という気持ちのほうが大きかったので」。移籍1年目の今季は不安との戦いだった。そんな上沢が来季への目標を力強く語った――。

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この先で分かる3つのこと

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(飯田航平 / Kohei Iida)