衝撃の打球、肋骨直撃「死んだと思った」 唯一思い出す…武田翔太の根性のルーツ

  • 記者:飯田航平
    2025.11.18
  • 1軍
武田翔太【写真:竹村岳】
武田翔太【写真:竹村岳】

“根性”を叩き込まれた雁ノ巣の記憶

 ホークスを去る武田翔太投手に迫る連載の第2回。今回のテーマは、その精神的な強さを支える「根性の原点」です。14年間のホークス生活で「このプレーが一番覚えている」と唯一、脳裏に鮮明に焼き付いている場面がありました。それは、2020年9月5日のロッテ戦。命の危険すらあった衝撃のピッチャー返し。なぜ絶体絶命の状況でマウンドに立とうとし続けられたのか。ホークスを去る今、そのルーツとなった猛練習の日々を初めて明かします。

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 ホークスで過ごした14年間。2桁勝利を達成した歓喜、マウンドで幾度となく味わった緊張と高揚。しかし、武田翔太投手の脳裏に「このプレーが一番覚えている」と唯一、鮮明に焼き付いているのは、輝かしいシーンではなかった。それは、一歩間違えれば命すら脅かしかねない、衝撃的な瞬間だった。

「投げた球がバットに当たってから、僕の右の肋骨に飛び込んでくるまでの時間が、コーヒー作って一口飲んでテーブルに置けるくらいの時間だった」

 そう語ったのは、ロッテの中村奨吾のピッチャー返しが武田を襲った場面。コンマ数秒の時間が、右腕にはまるでスローモーションのように見えていたという。しかし、肋骨に打球を受けながらも打球を処理。「そこでアウトにしたのが僕らしいなと思う」。ホークスを去る今、初めて明かされる“根性”の原点に迫る。

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この先で分かる3つのこと

・彼の根性を叩き直した倉野コーチの「一言」とは
・トレーナーが武田を制止した「命の危険」とは一体何か
・千賀も経験した雁ノ巣での「腹筋背筋〇〇回」の地獄

理解し合えた本質…「やべー、抜けない」

(飯田航平 / Kohei Iida)