ライバル不在は“損失”…ショートは「取り続ける」 V2を支えたドラフト戦略の核心

  • 記者:福谷佑介
    2025.10.20
  • 1軍
永井智浩編成育成本部長【写真:加治屋友輝】
永井智浩編成育成本部長【写真:加治屋友輝】

永井智浩編成育成本部長が語る今年のドラフト戦略

 果たして来季、新たに“仲間”となるのはどの選手なのか。10月23日に迫ったプロ野球ドラフト会議に向けて、「鷹フル」ではソフトバンクの永井智浩編成育成本部長に独占インタビューを実施。2年連続のリーグ優勝を果たし、充実の戦力を誇るホークスは今年、どんなドラフト戦略を描くのか。その考えに迫った。

 ソフトバンクにとって長年、編成面の課題とされてきたポジションが遊撃手だ。長らくレギュラーに君臨してきた今宮健太内野手は34歳となり、野村勇内野手は12月に29歳になる。川瀬晃内野手も28歳となり、5年先を見据えた“ポスト今宮”の育成は急務といえる。

 候補がいないわけではない。2022年ドラフト1位のイヒネ・イツア内野手だ。5月30日の楽天戦で1軍デビューを果たした21歳の逸材は、1軍出場こそ1試合のみだったが、これを機にウエスタン・リーグで打撃成績を急速に向上させた。7月以降は打率.319、3本塁打をマークし、編成トップも「イヒネにはすごい期待してますし、順調に成長していると思うんですよね」と評価する。

 ただ、永井本部長が続けた言葉にホークスがドラフトに求める“意図”が込められている。有望株がいるだけでは、よしとしない。その言葉にこそ、常勝軍団の編成トップが描くドラフト戦略の意図が隠されている。

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この先で分かる3つのこと

・逸材がいても遊撃手を獲る。編成本部長が語る“シビア”な育成哲学
・柳田、今宮らの後継者問題。永井本部長が抱く野手陣への危機感
・支配下と育成で指名の見込みは何人? 今年のドラフト戦略
(左から)柳田悠岐、中村晃、今宮健太【写真:加治屋友輝】
(左から)柳田悠岐、中村晃、今宮健太【写真:加治屋友輝】

有望な若手がいてもライバルを加えて競争を激しくさせる

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)