戦力構想外は“覚悟していた” 14年間「嫌いにならなかった」…武田翔太のラストメッセージ

  • 記者:竹村岳
    2025.10.01
  • 1軍
武田翔太【写真:竹村岳】
武田翔太【写真:竹村岳】

昨年4月にトミー・ジョン手術…今年6月に実戦復帰

 飽くなき探究心で14年間突き進んできた右腕らしい言葉だった。右肘にメスを入れて1年半。野球を嫌いになったことなんてなかった。

 ソフトバンクは1日、武田翔太投手に対して来季の契約を結ばない旨を伝えたと発表した。

 ルーキーイヤーの2012年、彗星のごとく現れた右腕は11試合に登板して8勝、防御率1.07という出色の成績をマーク。2015年からは2年連続で2桁勝利を挙げた。誰もが新たなエースの誕生を信じて疑わなかったが、待ち受けていたのは怪我との闘いだった。2024年4月には「右肘内側側副靭帯再建術および鏡視下肘関節形成術」、いわゆるトミー・ジョン手術を受けたことが発表された。復帰まで1年以上の時間を要する大けがに見舞われ、通算66勝を誇る背番号18はキャリアの岐路に立たされた。

 昨年4月から1年以上のリハビリ生活を経て、今年6月に4軍戦で実戦復帰。8月からは2軍に舞台を移して腕を振った。ウエスタン・リーグでは6試合に登板して1勝2敗、防御率4.43。人知れず闘っていたのは、右肘を襲う神経症状だった。

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この先で分かる3つのこと

・辛いリハビリ中に武田が抱いた「意外な感情」
・現役続行の裏に隠された「もう一つの理由」
・川崎宗則氏が武田に伝えた「野球の原点」

リハビリ中に辛かったことは「正直ない」

2024年3月5日、ヤクルトとのオープン戦。これが最後の1軍登板となった【写真:竹村岳】
2024年3月5日、ヤクルトとのオープン戦。これが最後の1軍登板となった【写真:竹村岳】

原点は中学時代に見た川崎宗則氏の姿

(竹村岳 / Gaku Takemura)