40秒間に詰まった緒方理貢の神髄 向き合う極限の重圧…“消化試合”にこそ問われる真価

  • 記者:長濱幸治
    2025.10.01
  • 1軍
緒方理貢【写真:栗木一考】
緒方理貢【写真:栗木一考】

首脳陣が目を細めた代走での何気ない行動

 試合の中で生まれたわずか「40秒」の間に、緒方理貢外野手の“神髄”が見えた。9月30日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)。その3日前にリーグ連覇を決めたホークスにとっては“消化試合”ともいえる一戦で27歳が見せた姿からは、“その先”への強い思いが感じられた。

 場面は1点を追う8回だった。1死二、三塁で、二走の柳田悠岐外野手に代わって緒方がピンチランナーとして起用された。2死後、柳町達外野手が四球を選んで満塁となったところで、日本ハムベンチはタイムを取った。マウンドにできた輪が解けるまで、およそ40秒。わずかな時間で緒方は二塁ベース上から三塁までのダッシュを繰り返した。

 結果的にチームはこのチャンスをものにすることができず、試合も1点差のまま敗れた。緒方の何気ない行動がフィーチャーされることはなかったが、首脳陣はその姿に目を細めていた。「あの気持ちは、俺も見ていてすごく感じるよね」。伝わってきた思いとは――。

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この先で分かる3つのこと

・緒方理貢が明かす、連覇の裏の苦悩
・大西コーチが語る、緒方の「真価」
・日本一への強い思いを語る理由

問われる姿勢「そういうときほどしっかりせなあかん」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)