岩井俊介に「このままじゃ終わる」 首脳陣が与えた“2択”…答えを探した苦悩の日々

  • 記者:飯田航平
    2025.09.08
  • 1軍
岩井俊介【写真:加治屋友輝】
岩井俊介【写真:加治屋友輝】

明かした心境…「落ちてしまっていた」

 6月5日に出場選手登録を抹消されて以降、ファームで安定した投球を続けていた岩井俊介投手。6月27日から8試合連続無失点を記録するなど、1軍再昇格へ向けて万全の状態をアピールしていた。8月19日の試合では、甘く入った変化球を打たれて久しぶりの失点を喫したものの、直球は156キロをマーク。状態の良さは見て取れた。

 しかし、2年目の右腕は人知れず長いトンネルの中にいた。「一時期、気持ち的にも落ちてしまっていたんです」。降格直後は張り詰めていた糸が切れたかのような状態に陥っていたことを素直に認める。球に力はあっても、制球が定まらない。どこかフラストレーションを抱える日々を過ごしていた。

 そんな状況を救ったのが、首脳陣から提案された「ミニキャンプ」だった。約2週間、実戦から離れて自分自身と向き合う時間。その中で、マンツーマンで支えた牧田和久2軍投手コーチ、そして松山秀明2軍監督からかけられた言葉が、岩井を再び前へと突き動かした。苦悩の末につかんだものとは一体何だったのか――。

即答した「練習します」

背中を押した指揮官の言葉…

(飯田航平 / Kohei Iida)