周囲も声をかけられず…北海道で見せた悲痛な表情 3年前の悪夢、藤井が“渇望”する歓喜

  • 記者:竹村岳
    2025.08.04
  • 1軍
藤井皓哉【写真:小池義弘】
藤井皓哉【写真:小池義弘】

7月30日の日本ハム戦…リードを守れずに2敗目を喫した

 1球にかける男が見せたのは、あまりにも悲痛な表情だった。思い出したのは、3年前の“悪夢”。「必ず優勝して、その輪の中に喜んで入っていきたい」と決意を新たにしたのが藤井皓哉投手だ。

 7月29日から始まった日本ハムとの3連戦(エスコンフィールド)。2勝1敗と勝ち越し、首位となって福岡に戻ってきた。最後のアウトを奪うまで手に汗を握った首位攻防戦。痛恨の失点を喫したのは30日の8回だった。逆転に成功した直後に登板したが、清宮に2点三塁打を浴びてひっくり返された。

 32球を投じ、3つ目のアウトを奪えずに交代を告げられた。テレビカメラに映されていたのは、右腕がベンチに座り込む姿。口元を押さえて、目線を落としていた中でどんな感情を抱いていたのか。少し時間が経ったからこそ、打ち明けることができた。

「そこまでの感情になることはなかなかないですけど…」

2024年もリーグ優勝したが…藤井が口にした「迷い」

2日の楽天戦で2セーブ目を挙げた藤井皓哉【写真:古川剛伊】
2日の楽天戦で2セーブ目を挙げた藤井皓哉【写真:古川剛伊】

(竹村岳 / Gaku Takemura)