コーチから「もう会わんでいい」 受け取った“愛情”…藤田悠太郎を変えた珍指令

  • 記者:飯田航平
    2025.07.05
  • 1軍
藤田悠太郎【写真:飯田航平】
藤田悠太郎【写真:飯田航平】

20歳翌日から2軍合流

 やんちゃな笑顔で“師匠”とのやりとりを明かした。その成長ぶりは何気ない会話の中に見て取れた。高卒2年目の藤田悠太郎捕手は、20歳の誕生日を迎えた翌日の6月4日から2軍に合流。順調なステップを踏みつつ、1軍の舞台を目指して汗を流す若鷹が特別な師弟関係を明かした。その相手は、4軍で指導にあたる的山哲也バッテリーコーチだ。

「今は2軍にいて的山さんには会えていないんですけど、合流する時に『もう会わんでいいようにしとけよ』って言われました」。2軍で鍛錬する日々がはじまった藤田悠にとって、4軍のコーチと「会わない」ことは、さらに上を目指してプレーできていることの証になる。「そういう愛を僕はいただいたので、もう会わなくていいように頑張るしかないと思っています」。

 プロ1年目の藤田悠にプロの厳しさを叩き込んだのが、的山コーチだ。「本当におんぶに抱っこでした。僕の甘かった部分を締めてくれました」。その指導はグラウンドでの技術的な指導だけにとどまらない。一見、野球とは無関係に思えるユニークな“教え”が成長を支えてきた。してやったりの表情で、20歳がその内容を語った。

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(飯田航平 / Kohei Iida)