瞬時にタッチを避けるコツ V打の裏で大慌て「やばい」…石塚本人がリアル解説

  • 記者:竹村岳
    2025.06.22
  • 1軍
タッチを交わす石塚綜一郎【写真:栗木一考】
タッチを交わす石塚綜一郎【写真:栗木一考】

20日の阪神戦で決勝打…慌てて二塁に戻ったシーン

 右手と見せかけて、左手でベースをかろうじて触った。センスが垣間見えるシーンだった。「走塁が得意とかではないですけど、ああいう小賢しいことはできます」。延長戦の末、白星をつかんだ20日の阪神戦(甲子園)で、決勝打を放ったのは石塚綜一郎捕手。1打席でチームを勝利に導き、ヒーローインタビューにも選ばれた。

 同点のまま試合は終盤へ向かった。9回で決着はつかず、延長10回2死三塁で出番は訪れた。左腕・及川に対して、初球を振り抜く。打球は右中間を抜けていき、セ・リーグ首位を走る阪神とのカード初戦を制した。小久保裕紀監督も「石塚がよく打った」と試合後の会見で大興奮するなど、値千金の一打だった。

 バットだけでなく、石塚の走塁にも注目が集まった。一気に三塁を狙おうとしたが、中継プレーを経てすでにボールは内野陣にまで返ってきていた。慌てて二塁に戻ろうとしたが、完全にアウトのタイミングだった。万事休すの状態で頭から滑り込むと、とっさにタッチをかわして間一髪セーフ。アウトになっていれば痛いシーンだったが、野球センスが感じられたシーンでもあった。どんな極意が隠されていたのか、石塚本人が解説した。

ヒーローインタビューに選ばれた石塚綜一郎【写真:栗木一考】
ヒーローインタビューに選ばれた石塚綜一郎【写真:栗木一考】

アマチュア時代にも“ルーツ”があった

(竹村岳 / Gaku Takemura)