サヨナラ勝利も「情けない」 川瀬晃が拳を掲げた意味…表情に現れる“背負うもの”

  • 記者:竹村岳
    2025.06.01
  • 1軍
押し出し四球を選んだ川瀬晃【写真:古川剛伊】
押し出し四球を選んだ川瀬晃【写真:古川剛伊】

28日の日本ハム戦で痛恨の失策…2日後は“ヒーロー”に

 笑顔なしのヒーローインタビューだった。5月30日に行われた楽天戦(楽天モバイルパーク)でホークスは4-2で逆転勝ちをおさめた。試合後にマイクを握ったのは、2打点を記録した川瀬晃内野手だった。「甘い球は積極的にいこうと決めて打席に入りましたし、一発で仕留められてよかったと思います」。4時間44分のロングゲームを終えて安堵の言葉を口にしたのは、絶対に取り返したい思いがあったからだ。「自分のワンプレーのせいで」――。

 初回に先制された直後、2回の攻撃だった。2死一、三塁から岸のカーブを右前に運び、貴重な同点打。降雨で25分の試合中断が挟まれるなど、厳しい展開で終盤へ。試合再開後の8回、同点に追いつくと、なお2死満塁では押し出し四球を選びガッツポーズを見せた。「イレギュラーなことがありましたけど、雨での中断でもベンチの皆さんが『よっしゃ、やってやろう!』と盛り上げていて、チームの雰囲気もものすごくよかったです」。集中力が途切れなかったのも、まさにホークスらしい明るさが表れていた。

 チームメートに救われたばかりだった。28日の日本ハム戦、4回1死一塁の二塁守備で失策を喫した。ゴロを処理しきれずピンチは広がり、その後に先制点を許してしまった。結果的に周東佑京内野手のサヨナラ打で制した一戦だったが、川瀬だけは反省の言葉を並べていた。

大切にしてきた“信頼関係”…サヨナラ勝利も「情けない」

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ヒーローインタビューに選ばれた川瀬晃【写真:古川剛伊】
ヒーローインタビューに選ばれた川瀬晃【写真:古川剛伊】

(竹村岳 / Gaku Takemura)