満塁機で痛恨併殺打→値千金の同点打 明暗分けた2打席の“違い”…野村勇の成長を確実にした変化

  • 記者:竹村岳
    2025.05.29
  • 1軍
同点打を放った野村勇【写真:古川剛伊】
同点打を放った野村勇【写真:古川剛伊】

5回1死満塁で併殺打も…7回に貴重な同点打

 悔しさを乗り越えた一打が成長を表していた。「きょうはかけようと思った」という指揮官の言葉が、信頼の証だ。ソフトバンクは28日、日本ハム戦(みずほPayPayドーム)に2-1でサヨナラ勝利を収めた。ヒーローはもちろん、9回に試合を決めた周東佑京内野手。そして値千金の同点打を放ったのは、野村勇内野手だ。「前までなら代打だったので」――。

 相手先発は左腕の加藤貴。走者を出しながらも、なかなかホームベースを踏めずにいた。5回は3本の安打を集めて1死満塁としたが、野村が遊ゴロ併殺打。1点ビハインドという展開のまま7回に突入し、2死三塁で再び打席へ。池田のカットボールを左前に運び、塁上でも雄叫びを上げた。「よかったです。ホッとしました」。

 昨年までの3シーズン、304打数で115三振を喫した。打撃面で特に確実性を欠き、チャンスを掴めずにいた。今季は主力野手に離脱が相次ぎ、苦境に立たされている中でもチームは勝率5割を維持。野村が頼もしいほどにチームを支えている。この日も、小久保裕紀監督の「きょうは勇にかけようと思った」という言葉に、積み上げてきた信頼が表れていた。

打撃面において感じる技術的な変化「今は…」

塁上で雄叫びを上げる野村勇【写真:古川剛伊】
塁上で雄叫びを上げる野村勇【写真:古川剛伊】

(竹村岳 / Gaku Takemura)