高まっていた起用待望論…なぜ野村勇は化けた? たった3打席でもコーチが見抜いた“最大の変化”

  • 記者:飯田航平
    2025.05.13
  • 1軍
野村勇【写真:古川剛伊】
野村勇【写真:古川剛伊】

コーチが確信した決め手とは?

「1番・遊撃」が魅せるプレーには華がある。野村勇内野手の起こした変化を、首脳陣は見逃さなかった。4月25日の楽天戦(楽天モバイルパーク)の練習中、野村は左翼の練習を行っていた。その背景には、打力を生かしたいという首脳陣の意図があった。

 その後も左翼で起用されることはなかったものの、今宮健太内野手が5月1日に登録抹消されて以降は主に「1番・遊撃」で出場を続けている。23試合に出場して打率.372、2本塁打、3打点、出塁率.438。打撃面で見せていた変化をいち早く見抜いていたのが、村上隆行打撃コーチだった。

 左翼起用プランが首脳陣の間で共有された時点では出場機会は限られており、わずか3打席しかチャンスがなかった。だが村上コーチは、野村の中に確かな成長を感じ取っていた。「使いたい」――。そう思わせた理由は、最大の課題が改善されていたことにある。

見えた成長「面白いんじゃないかと」

2号アーチを放った野村勇【写真:古川剛伊】
2号アーチを放った野村勇【写真:古川剛伊】

期待する今後の継続…「とにかくチャンス」

(飯田航平 / Kohei Iida)