【連載・前田悠伍③】実戦離れた1か月で何があった? 「耐えられなかった」…“10倍”の負荷

前田悠伍【写真:冨田成美】
前田悠伍【写真:冨田成美】

5月7日に実戦復帰…プロ入り後最速の148キロを計測

 人気企画「鷹フルシーズン連載~極談~」。前田悠伍投手の5月前編です。4月11日から5月7日まで、実戦登板から遠ざかった左腕。昨年とも比較して“10倍”の練習量が、大きな理由となっていました。「まだまだ自分のレベルでは無理だと思った」。徹底的にフィジカルと向き合った1か月、どのような進化を遂げたのでしょうか?(次回は11日に掲載予定)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 4月11日のオリックス戦(京セラ)で4回4失点。最速は144キロ、4度の空振りのうち直球で奪ったのは1度だけだった。「後半の方は球速も落ちていたので。出力をキープする体力も絶対に必要だと思いました」。5月7日の広島戦(タマスタ筑後)で実戦復帰を果たすまで、見つめ直したのは体作りだった。まだまだ高卒2年目の19歳。知らず知らずの間に、疲れも溜まってしまっていたという。

「自分的にはずっと高校から同じ感じでやっている。疲労もないと思っていたんですけど、トレーナーさんに触ってもらったらやっぱり張っているなと。それならウエートやフィジカル、投げる技術面にフォーカスした方が先に繋がるかなって。自分もそう思ったので」

 2023年のドラフト会議で1位指名を受けた。1年目の昨シーズンは、ウエスタン・リーグで4勝1敗1セーブ、防御率1.94。堂々の成績を残し、2年目は開幕ローテーションを目標として、2月の春季キャンプに飛び込んだ。明確な“差”が生まれ始めたのは、この時からだ。

前田悠伍【写真:竹村岳】
前田悠伍【写真:竹村岳】

体に現れた明らかな変化「濃いトレーニング」

「もちろん1軍で投げないといけないけど…」

(竹村岳 / Gaku Takemura)