5連敗直後…突然開かれた“決起集会” 劇打生んだ4人の時間、川瀬の涙に「泣きそうでした」

  • 記者:飯田航平
    2025.05.03
  • 1軍
サヨナラ打を放った川瀬晃【写真:古川剛伊】
サヨナラ打を放った川瀬晃【写真:古川剛伊】

ヒーローに抱き着いたのは…「一番に行こうと」

 出口はあるのかと疑ってしまうほどの暗いトンネルをようやく抜けた。5連敗中の鬱憤を晴らす劇的な勝利だった。2日のロッテ戦(みずほPayPayドーム)、2点ビハインドの9回に1点を返し、なお2死満塁。代打で登場した川瀬晃内野手が左中間を破る逆転サヨナラ2点二塁打を放ち、6試合ぶりの白星をもぎ取った。土壇場で試合をひっくり返したヒーローは久しぶりの歓喜をかみしめるように、泣いた。

 殊勲打を放った川瀬の元へ一目散に駆け寄り、力強く抱き合ったのが渡邉陸捕手だった。「僕もめっちゃ興奮しました。もう一番にいこうと思って」。無我夢中でヒーローに抱き着いたが、「あまり覚えてないです」。自身の出場はなくとも、それほどまでに気分は最高潮だった。

 二塁ベース付近から川瀬が振り返ったベンチ。真っ先に目に飛び込んできたのは頼れる先輩の姿だった。「クリ(栗原陵矢)さんです。クリさんが見えました」。そして、最初に抱きついてきた後輩の姿もしっかりと目に焼き付いていた。「(渡邉)陸! それもちゃんと覚えていました」。

 劇的な一打が生んだ感動的な瞬間の背景には、前夜に行われた“決起集会”があった。日本ハムに敗れた1日の試合後。重苦しい連敗の空気を振り払おうと、4人の選手が集まった。

若手を鼓舞した“キャプテン”「今は苦しいけど」

勝利に沸くホークスナイン【写真:古川剛伊】
勝利に沸くホークスナイン【写真:古川剛伊】

逆転サヨナラ打で川瀬が溢した涙の意味

(飯田航平 / Kohei Iida)