若手投手が次々証言、嶺井博希に光る“言動”  「去年いなかったので…」意外な距離の縮め方

  • 記者:飯田航平
    2025.05.02
  • 1軍
12年目のシーズンを戦う嶺井博希【写真:古川剛伊】
12年目のシーズンを戦う嶺井博希【写真:古川剛伊】

きっかけは意外な“イジり”から

 相次ぐ主力の離脱で苦しむチームの中で、単なる戦力としてだけではなく、“付加価値”をもたらしている選手がいる。12年目のシーズンを戦っている嶺井博希捕手だ。4月10日に1軍に昇格した33歳について、小久保裕紀監督は確かな信頼を口にする。

「(試合に)出ていない時でも、ピッチャーと他のキャッチャー陣の間に入ってくれて。そういう役割も期待していた。上手くパイプ役をしてくれていますね」。特に若い捕手が多いチーム状況。投手陣との橋渡し役としての働きに目を細める。

 嶺井自身は「パイプ役」という仕事にピンときていない。「いや、本当に普通にやっているだけですよ。特に意識しているわけではないです」とあくまで自然体でいる。しかし、若手投手陣らが発する言葉からは、ベテラン捕手の献身的な姿が浮かび上がってくる。

「自分からも話しかけに行くし、嶺井さんからも話しかけてもらいます」。プロ2年目の大山凌投手は、関係性をこう明かす。重要なのは、“一方通行”ではないこと。「野球の話もするし、くだらない話もします。お風呂でも話すし、遠征の移動中とか空港の待ち時間でも」。その内容は“本業”の話だけにとどまらず、日常的に接点を持っている。一回り近く齢の離れた2人が距離を縮めたきっかけは、意外な“イジり”だった。

投手陣とのコミュニケーションは欠かさない【イワモトアキト】
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嶺井の行動の裏には…昨季の経験

(飯田航平 / Kohei Iida)