「申し訳ない」進学校→育成指名に複雑な胸中 1か月間の葛藤…背中を押した両親の“言葉”

  • 記者:竹村岳
    2025.04.13
  • 1軍
井崎燦志郎【写真:竹村岳】
井崎燦志郎【写真:竹村岳】

4月5日のくふうハヤテ戦で5回無失点

 大器の片鱗が、ようやくベールを脱いだ。県内有数の進学校出身。両親のおかげで、勇気を持つことができた。ソフトバンクの井崎燦志郎投手が、2軍戦で先発デビューを果たした。

 4月1日、ウエスタン・リーグの中日戦(ナゴヤ球場)で登板した。「投げたら(福岡に)帰ると言われていたので、どこかで先発なのかなと思っていたら『次は2軍』って。チャンスなので、よし! と思いました」。中3日で、5日のくふうハヤテ戦(タマスタ筑後)でまっさらなマウンドに上がった。初球は152キロを計測。その後も、フォークボールを低めに集めながら5回無失点と好投した。

 最速は154キロで「真っすぐ、カーブ、フォークが自信を持って投げられます。スライダーは練習中で、球種は多くないです」という。野球を始めたのは、父親の影響だった。中学校3年生の時、みずほPayPayドームの外野席から見た景色が忘れられない。「千賀(滉大)さんが投げていたんです。その時に160キロを投げていて、えぐいなって」。今も手元に残っている映像は、自分自身の目標を高くしてくれた。

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(竹村岳 / Gaku Takemura)