主力離脱の救世主…川瀬晃は「必要不可欠」 スーパーサブに徹した首脳陣の“特別な言葉”

  • 記者:竹村岳
    2025.04.08
  • 1軍
川瀬晃【写真:冨田成美】
川瀬晃【写真:冨田成美】

「やりたくてユーティリティをやっているわけではない」

 生きるためにしがみついてきた道は、自分だけのプライドになっていった。スーパーサブは「特別なこと」。“手負い”のまま開幕したホークスを支えているのは、プロ10年目を迎えた川瀬晃内野手の存在だ。

 シーズン開幕直前に栗原陵矢内野手が右脇腹を痛め、今もリハビリを続けている。今宮健太内野手もキャンプ中に左ふくらはぎを負傷し、オープン戦3試合に出場しただけという状態で開幕を迎えた。不安もあった中、小久保裕紀監督が明言していたのは「晃(川瀬)にはスーパーサブとしてやってもらいたい。健太を休ませる日はショートを守ってもらいますし、かなり幅広く起用していくと思います」。空いてしまった“穴”を、川瀬に埋めてもらうという構想だった。

 本人は「チームが勝つために自分がどういう働きをするのか、考えながらやっています」と静かに話す。オフには常に「今宮さんに負けたくない。やりたくてユーティリティをやっているわけではない」と目標を掲げる一方で、チームの勝敗がかかるシーズン中は与えられた役割に徹する。ある種の“割り切り”があるからこそ、自分を犠牲にできるのだ。チームに欠かせないほどぶ高まった“献身性”は、どのように養われたのか。川瀬は2024年シーズンでの経験が「大きかった」と振り返る。

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川瀬晃が「やりがいを感じられた」という言葉

(竹村岳 / Gaku Takemura)