試合前の山川穂高とメンタルコーチの会話 打率.069でも「時間の問題」、待望1号の“必然”

  • 記者:飯田航平
    2025.04.07
  • 1軍
山川穂高【写真:小池義弘】
山川穂高【写真:小池義弘】

今季1号を含む3安打5打点の大暴れ

 主砲の一発がチームに勢いを与えた。6日に行われた西武戦(みずほPayPayドーム)の初回、2死一塁で山川穂高内野手が左翼席へ今季1号となる2ランを放った。さらに3回には右越えの2点適時打、5回には左越えの適時二塁打と、3安打5打点の大暴れ。「ホームランを打たないと開幕できない」。3安打5打点の活躍で、本拠地初勝利をもたらした。

 開幕から不振が続いていた4番。前日までは29打数2安打、打率.069という成績だった。それでも、5日の試合後には「(感覚が)違いましたね」と落ち込んだ様子を見せることなくドームを後にしていた。実はこの姿にこそ、不振から脱却する秘密が隠されていた。「この思考が彼の凄みだと思うんですよね」。こう語るのは今季からメンタルパフォーマンスコーチに就任した伴元裕コーチだ。

 6日の試合前練習中、山川と伴コーチが言葉を交わす姿があった。「そこまでの予見は僕は持っていなかったんですけど」と伴コーチは話すが、活躍を感じさせる要因が確かにあったという。2人は何を語り合っていたのか――。主砲の一打には山川ならではの凄みが凝縮されていた。その内容に迫る。

求めてきた2025年の“山川穂高”

(飯田航平 / Kohei Iida)