王貞治が変えた野球人生「もっと早く引退していた」 多村仁志が忘れぬ“突然の電話”

  • 記者:竹村岳
    2025.03.24
  • 1軍
多村仁志氏【写真:冨田成美】
多村仁志氏【写真:冨田成美】

鷹フルの単独インタビュー…今も王貞治会長には「感謝しかない」

 ソフトバンクのOB戦「SoftBank HAWKS 20th ANNIVERSARY SPECIAL MATCH Supported by 昭和建設」が23日、みずほPayPayドームで行われた。鷹フルは、多村仁志さんに単独インタビュー。トレード移籍にFA残留、現役時代の秘話を明かした。「ホークスに来ていなかったら、もっと早く引退していた」。福岡で過ごした6年間は、自分自身を変えてくれたという。心から感謝しているのが、王貞治球団会長の存在だ。

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 背番号6のユニホーム。久々に袖を通し「リーグ優勝や日本一に、歴史の中で貢献できたことは非常に嬉しいですし。一緒に戦ったメンバーと、またこうやってプレーできるのは、至福の時間ですよね」と懐かしむ。通算1162安打、195本塁打を放ったスタイルは、今も健在だ。

 現在の主な職業は、解説業。「メジャーリーグに、古巣だったベイスターズ、ホークス、ドラゴンズと。日米の解説をしている感じです」と近況を明かす。自身のプロキャリアは全てNPBで、MLBとの繋がりについても「僕はもともと、野球を始めたのもメジャーがきっかけだったんです。解説のお仕事をいただいてから今年で9年目になります」。2006年に出場した第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では世界一も経験した。豊富な知識を生かしながら、第2の人生を歩んでいるところだ。

 横浜高から1994年ドラフト4位で現在のDeNAに入団した。3年目に手術した右肩には、今もボルトが入っているという。初めて規定打席に到達したのは、10年目の2004年。打率.305、40本塁打、100打点をクリア。大型外野手として、その名を広げた。ホークスへの移籍が発表されたのは、2006年12月5日。寺原隼人投手とのトレードだった。当時のことを「今も覚えています」と振り返る。

OB戦に出場した多村仁志氏【写真:冨田成美】
OB戦に出場した多村仁志氏【写真:冨田成美】

(竹村岳 / Gaku Takemura)