〇小久保裕紀監督
――前田純投手が好投。
「今日は調子が良くなかった。140キロ出るか出ないかだった。悪くてもゲームを作れるのは評価できますね」
――谷川原健太捕手が9回のワイルドピッチで刺された。
「あれは(緒方)理貢のスタートがめちゃくちゃ良かったんで。(川瀬)晃だったらスタートしてない。あえて代走に送っているので、勉強すればいいんじゃないですかね」
――松本裕樹投手は開幕に向けて順調?
「順調です。変化球が指にかかってきた。去年の出力みたいなところは求めていないので、心配はしていないです」
――オープン戦も残り3試合。
「今日は(2軍を告げる選手は)誰もいないです」
――渡邉陸捕手が好リード。
「前田純の良さをうまく引き出せたんじゃないかな。カーブをよく後半は入れていたし、去年も2軍で組んでいたから。ゲームを作れたのが評価です」
〇倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)
――前田純投手は、調子が悪いなりに試合を作った。
「決して調子は良いとは思わなかったが、調子が悪い時にあれぐらいのピッチングができるというのは、すごく収穫だったと思います」
――どこが一番よかった?
「真っすぐが走っていない中で、うまく変化球をゾーンに投げられた、タイミングをずらせられたというのは、彼の持ち味。そんなに速くない真っすぐを速く見せるというか。それは今日は良かった。デッドボールも1個ありましたけど、それもインコースの厳しいところで、フォアボール1個というところも評価できると思います」
――球数はどのくらいの予定だった?
「前回は80球ぐらいだったので、今日は90球ぐらいを目標にしていた。6回のマウンドで力を振り絞った状態を作りたかったので、5回が終わった後、もう一度力を振り絞っていけとハッパをかけました」
――開幕2カード目までの5人の中には、前田純投手も入る?
「それは言えない。監督が言った通りになる。順番は分からない」
――ローテーションは6人でスタートするが、その6人の中には入る?
「6人の中には入るということは監督とも話しています」
――開幕2カード目、日本ハム戦までに投げない可能性もある?
「それは分からない。僕からは何も言えないです」
――大津亮介投手も2軍で投げた。
「テーマをしっかり持って、投げてもらっていたと思う。中田(賢一)コーチも見に行っているので、感想も聞いている。これから他のピッチャーとの兼ね合いを考えながら決めていきます」
――もう1枠は争う機会を与える?
「可能性はあります。今週で決まる可能性は高いと言っていたと思うが、決まらないかもしれない」
――最後の6人目は時間をかけて決める?
「どうなるか分からないですけどね。今週決まる可能性もありますし」
――松本裕樹投手は状態が上がってきている?
「開幕に向けて状態は上がっていると思っています」
――監督は去年の出力を求めているわけではないと言っていた。
「それは同じ意見というか考えです。スピードが何キロ出るかではなく、バッターを抑えられるかどうかが本質。そういう目で見ていまする」
――大山凌投手について。
「良い評価をしています」