吠える開幕投手…首脳陣も認める闘争心は「ダントツ」 有原航平を変えた15年前の“1球”

マウンド上で吠える有原航平【写真:竹村岳】
マウンド上で吠える有原航平【写真:竹村岳】

2年連続の開幕投手…「最初から最後まで離脱せずにいくのが目標です」

 3月も折り返し、少しずつ開幕が見えてきた。競争を戦う若手がいる中、主力選手は自覚を持ってスタートラインに立とうとしている。有原航平投手は、ホークス3年目のシーズン。「やることは変わらないですし、意識はしていないです。自分ができることをするのが大事ですから」と足元を見つめながら、一歩ずつ調整してきた。右腕がマウンドで見せる“気持ちの強さ”。ルーツの一端にあるのは、15年前に投じた1球だった。

 昨シーズンは26試合に登板して14勝7敗、防御率2.36。最多勝のタイトルを獲得するなど、先発ローテーションの中心としてリーグ優勝に貢献した。日本シリーズを終えると、首脳陣から今季の開幕投手を託された。2年連続の大役で「(2月の春季キャンプでは)S組にもしていただいたので、最初から最後まで離脱せずにいくのが目標です。そこだけを考えて練習しています」と話す。

 周囲からの期待も、過去2年に比べれば大きくなっているはず。一身に背負い、マウンドに立つ右腕。間違いなくチームの勝利に貢献した昨シーズンだからこそ、最後の1敗が記憶に刻まれている。

(竹村岳 / Gaku Takemura)