涙を「こらえられない」 泣きそうだった瞬間…自らリスペクトする“和田毅の娘”

  • 記者:竹村岳
    2025.03.16
  • 1軍
引退セレモニーでスピーチする和田毅【写真:冨田成美】
引退セレモニーでスピーチする和田毅【写真:冨田成美】

昨年11月に現役を引退…セレモニーで涙腺に「きました」

 涙は見せなかった。必死にこらえた瞬間が、2度あった。ソフトバンクは15日、日本ハムとのオープン戦(みずほPayPayドーム)に4-2で勝利した。昨年限りでユニホームを脱いだ和田毅投手の「引退記念試合」として行われた一戦。左腕が“泣きそう”になったのは、どんな瞬間だったのか。2人の存在に、胸を打たれた。

 日米通算355試合に登板し、165勝。2002年ドラフトの自由獲得枠で、当時ダイエーに入団した。22年間の現役生活を終えることになったが「優勝争いをしている中で“和田さんのために”となるのは違う」と、昨秋時点での引退試合を固辞。年をまたいで、オープン戦で記念すべきマウンドにあがることになった。1番打者の清宮に対して、投じたのは4球。最後は134キロ直球で空振り三振とし、万雷の拍手を浴びながら最後の登板を終えた。

 ゲームセット後、セレモニーが行われた。22年間を振り返る映像が流れ、王貞治会長らから花束の贈呈。そして、和田本人が言葉を発する時が来た。「引退して4か月。また投げたくなるのかなと思ったんですけど、ありがたいことに全くなりませんでした。本当にやりきったんだなと」。アマチュア時代、家族の存在、ファンへの感謝……。スピーチは13分間にも及んだ。一連の流れで、「(涙腺に)きました」という瞬間を明かした。

愛娘から花束を受け取る和田毅【写真:冨田成美】
愛娘から花束を受け取る和田毅【写真:冨田成美】

(竹村岳 / Gaku Takemura)