「あとはベースランニングの強度を上げていく感じですね」
――試合出場は?
「そこは色々と相談しながら。明確に(時期を決める)というのはあれですけど」
――右ひじ痛の宇野真仁朗内野手の現状は。
「手首を固定中なので。今はできるメニューが限られています」
――キャッチボールはもう少し先?
「そうですね。今ネットスローを始めた感じです」
――昨年8月に右足首手術を受けた川原田純平内野手は?
「今はスローイングの強度を調整しながらやっているんですけど。きょうのノックも今宮さんと同じくらいの動きはできているので。順調に上がってきているかなと思います」
――右太もも裏を痛めているホセ・オスーナ外野手の現状は?
「オスーナはめちゃくちゃいい。守備の強度もだいぶ上がってきたかなという感じです。もうだいぶいい感じに来てますね。あとは細かいところをしっかり確認しながらという感じですね」
――ひと通りのメニューはできている?
「そうですね」
――生海外野手(昨年1月に打球事故で「左側頭葉脳挫傷」の診断)は屋外フリー打撃を行うところまでは進んでいた。
「そうですね。やっぱり強度を上げていったらその分反動が来るとか、そこは本人にしか分からないところなので。こっちで出来ることは調整してって感じですね。本人の体調を見ながらという感じです」
――高校時代に痛めた右肩の状態を確認中の木下勇人外野手は?
「C組の練習に参加しているので、あとはスローの部分ですね。それとスライディングだったり、帰塁の動きだったりというところが今後の課題ですね」
【投手編】
⚪︎森山良二リハビリ担当コーチ(投手)
――昨年4月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた武田翔太投手は、ブルペン投球を再開している。
「ブルペンにも3回、4回入ったのかな。こればかりは仕方ないけどね。一進一退でもないだろうけど、そこはあまり心配していないです」
――そもそも先の長い手術。
「そういうことです。TJ(トミー・ジョン)手術は仕方ないです」
――同じく昨年9月、トミー・ジョン手術を受けた澤柳亮太郎投手は?
「キャッチボール3回目です。まだそれくらいですね。でも感覚がよくなっていると言っていたので、順調です」
――当然、時間はかかる。
「普通にね、ネズミを取る(クリーニング手術)とかじゃないからね。靭帯が馴染む、馴染まないというのはどうしてもあること。可動域だとかにも影響はあるし、ボールを受けていてもそれはわかるから」
――上茶谷大河投手は2月14日に右肘のクリーニング手術を受けた。
「あいつはまだこっちに来てから1球も投げていない。あいつはいいね、明るくて。でも明日くらいから投げ出すかな。まずはネットスローになると思います。すごくスムーズに来ている。靭帯ではないからね。みんな無理せずにやってほしいです」
――大野稼頭央投手も左肩の違和感でリハビリ組に合流した。
「10メートルくらいのキャッチボールはできているし、あいつが一番順調かな」
――左脇腹を痛めたカーター・スチュワート・ジュニア投手は?
「カーターはキャッチボールをしている。きょうは軽めだったけど、昨日は40メートルくらい。7割以上の力でも投げているんだけど、あいつは一昨年、同じところを怪我して立ち上げに失敗したらしいから、少し慎重にいった方がいい気はします」
――小久保裕紀監督も、開幕には間に合わない計算をしている。
「逆算して過ごすっていうところじゃないからね。開幕してからも長いからね」
――逆に実戦が近いという選手は?
「佐々木(明都)が一番近いんじゃないか。あと武田もそろそろバッターを立たせようかと。まだ先ですけどね」
――ルーキーの熊谷太都投手もリハビリ組。
「グラブの方の手(右手)を突いた。昨日もブルペンに入ったしね。1年目ですから、大事を取っています」
――風間球打投手(右手小指の骨折でリハビリ中)の進捗は?
「風間はまだボルトが入っている。キャッチボールは20、30メートルくらいやっています」
――少し人数も増えてきた。
「多くなりましたね。最初、リハビリでも動ける選手は本隊に入れていたんですけど、キャンプの途中から多くなってきました」
――長谷川威展投手(左肘を痛めてリハビリ中)は?
「病院にも行きながら、セカンドオピニオンをもらったりしている。ネットスローくらいしかしていないので、まだ時間はかかると思います」