「うまっ!」選手たちが思わず称賛 リチャードに際どい打球…奈良原ヘッド語るノックの“冥利”

  • 記者:飯田航平
    2025.03.06
  • 1軍
奈良原浩ヘッドコーチ【写真:竹村岳】
奈良原浩ヘッドコーチ【写真:竹村岳】

初めて語った冥利に尽きる瞬間…「隠れる選手もいっぱいいた」

 華麗なプレーの陰には、地道な練習の積み重ねがある。日々の鍛錬を支える重要な要素の一つが「ノック」だ。奈良原浩ヘッドコーチはノックの重要性について、自身の経験を踏まえながら熱く語る。「ノックがうまくないと、選手はうまくならない」という言葉には、選手への深い愛情が込められている。

 春季キャンプ中の出来事。守備練習で一塁に就いたリチャード内野手が「ボールください」と声を上げた。直後に響いた乾いた音。「うまっ!」と選手たちの声が上がる。ノックバットでリチャードの胸元にボールを打ち込んだのは奈良原ヘッドコーチだった。

 自身も現役時代は名手として守備の要である二遊間を守ってきた。数えきれないほどのノックを受け、感じたことは「練習になる打球と、そうでない打球がある」ということだった。そんな奈良原ヘッドコーチが、ノックへのこだわりと、1球に込める思いを明かす。「うまくなってくれ!」――。

(飯田航平 / Kohei Iida)