「いる意味がない」松本裕樹に求める“1軍の条件” 危機感も…首脳陣が設けるハードルとは?

  • 記者:竹村岳
    2025.03.06
  • 1軍
ヤクルト戦に登板した松本裕樹【写真:冨田成美】
ヤクルト戦に登板した松本裕樹【写真:冨田成美】

昨年9月4日以来の実戦復帰…「まずはしっかり投げ切れるように」

 求めるハードルが高いからこそ、偽りはなかった。大車輪の活躍で支えてきた右腕も「難しい」と危機感を口にする。ソフトバンクは5日、ヤクルトとのオープン戦(みずほPayPayドーム)を戦い、3-1で勝利した。6回に登板したのが、松本裕樹投手だ。「出力は上がって、着実に一歩ずつ進めていると思います」と頷く。右肩痛からの復帰を果たした中、明かしたのは自身の“立場”だった。

 0-0の6回からマウンドへ。まずは先頭の武岡を左飛に仕留めた。その後、2四球と安打で2死満塁となった。最後はオスナを中飛とし、無失点で切り抜けた。ラストボールは、この日最速の147キロだ。「練習にはない緊張感があったので、自然と力が入りました」。試合ならではの空気をしっかりと感じていた。昨年9月4日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)以来の復帰登板。「オフでしたし、特別なにか(感情は)、というものはないですね」と、冷静な口調も松本裕らしい。

 右肩痛を訴えて、9月5日に登録抹消された。以降はリハビリ組として調整。半年ぶりのマウンドとなったが、まだ“病み上がり”なだけに「初めての実戦だったので、意識して(球速を)上げることはせず。まずは今日をしっかり投げ切れるように」という。3月28日の開幕まで、ここから状態を上げていく。明確なプランを抱きつつも、首脳陣とのやりとりには、右腕の立場が表れていた。

昨年9月4日以来の実戦復帰を果たした【写真:冨田成美】
昨年9月4日以来の実戦復帰を果たした【写真:冨田成美】

(竹村岳 / Gaku Takemura)