“戦友”との再会に思わず笑みが溢れた。2014年から2年間ホークスでプレーし、NPB通算98本塁打をマークした李大浩氏が鷹フルのインタビューに応じた。18日には自身のYouTubeチャンネルの撮影で来日。かつてのチームメートとの再会に「嬉しかったですね」と笑顔を見せた。
李大浩氏は2014年にオリックスからホークスに移籍。当時、柳田は26歳。同年は全試合に出場し打率.317、15本塁打を放つと、翌2015年は打率.363、34本塁打、32盗塁でトリプルスリーと首位打者、MVPを獲得した。主に柳田が3番で、李大浩氏は5番。ベンチから若き主砲の成長を見届けた。
宮崎・生目の杜運動公園で行われているホークスの春季キャンプ。三塁ベンチ前で再会を果たすと、がっちりと握手を交わした。会話の内容はホークスの“昔と今”。「当時は彼も若かくて、今はベテランになってきたので。今のソフトバンクの雰囲気はどうなのかとか、我々の時代の雰囲気とは違うのか、というようなことも聞きました」と嬉しそうに話す。
柳田は昨年こそ右太もも裏の怪我で52試合の出場に留まったが、今季も小久保裕紀監督がレギュラーを明言するなど、主砲としてチームを支える。柳田自身は「リップサービス!」と笑っていたが、李大浩氏は柳田の変わらぬ明るさと献身的な姿勢を褒め称えた。
「若い頃から性格が良かったですが、今も明るくやっていて、後輩たちを引っ張っていますね。元々明るい性格で、そういった活発な子でしたけど。歳をとっても全く変わらないし、今もその明るさで若い子たちに教えている。本当に凄いベテランだと思います」
李大浩氏自身はホークスを退団後、MLBにも挑戦し、2022年に韓国ロッテで現役を引退した。3月23日には記念OB戦「SoftBank HAWKS 20th ANNIVERSARY SPECIAL MATCH」に黒鷹軍として出場する予定だ。「他の選手より体はできていると思います」と自信を覗かせる。今でもホークスへの愛は強い。「頑張ってほしいですね」。“後輩”たちの活躍を温かい目で見守る。