前田悠伍「10時言うたやんけ」 廣瀬隆太の爆笑秘話…時間を守らせるための“作戦”暴露

薄目で廣瀬隆太の写真を見つめる前田悠伍【写真:冨田成美】
薄目で廣瀬隆太の写真を見つめる前田悠伍【写真:冨田成美】

前田悠伍の兄も2001年世代…大卒の同期は「お兄ちゃんみたいです」

 選手たちの“タスキ”を繋ぐ「鷹フルリレーインタビュー」。今年はテキスト方式でお届けしています。大山凌投手からメッセージを受け取った前田悠伍投手は、「めっちゃ気になっていました」と興味津々。取材の中では何度も爆笑していました。19歳の左腕から、続いて質問を届けるのは廣瀬隆太選手。2人には共通する「行きつけ」のお店があるそうです。

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――大山凌投手からメッセージがあります。
「めっちゃ気になっていました(笑)」

――大山投手はどんな存在?
「同期がみんな、そうなんですけど、お兄ちゃんみたいです。僕の実際のアニキも、その同期の代なので、それもそれで余計にお兄ちゃんっぽいというか。同期の大学生(卒の人たち)はみんなそんな感じです」

――大山投手は、寝ているところに飛び乗られると言っていました。
「そうです(笑)。寮生の時は、部屋に入って、そうやっていました。凌さんが、寮生じゃなくなってからはないですけど」

――無断で部屋に入る?
「まあまあ(笑)。多少コンコン(ノックは)しますよ! する日としない日がありますけど……。(扉の外から)音を聞いて、テレビの音とか、ガサガサしてんなって思ったらそのまま入って、静かにしてるなって思ったら、めっちゃ静かに入ります。トントンって」

――大山投手は、前田悠投手から「ちょ、ちゃんと見て」と言われると明かしていました。
「(爆笑しながら)そうなんです。もうちょっとしっかり返してほしいのに『いいんちゃう』って感じなんですよ。どっちかわからないです。それは誰に対しても言いますね」

――逆に、大山投手に直してほしいところや、メッセージは。
「凌さんか……。でもそういうところですね。もうちょっとしっかり返してほしいです、返事を。あしらわないでほしいです」

――廣瀬隆太選手はどんな存在ですか?
「(笑いながら)なんていうんですかね、熊ですね。本当に。顔といい、行動といい、熊です。廣瀬さんの部屋はほとんどノックせずに入るんです。静かやったら音を立てないようにゆっくり、片目で覗いて見たら、寝てるんですよ。寝ている姿も熊みたいなので(笑)。野球しているのと全然イメージ違います」

――非常にマイペースな人。
「たとえば10時から練習しようって言っていたら、最悪でも10時ぴったりには来るじゃないですか。絶対に5分は遅れてくるので、『10時言うたやんけ』みたいな。これからは5分前の時間を言おうかなと。10時なら、9時55分って言ってみようと思います」

――前田悠投手が自主トレ先から帰福された時、今から部屋に行くと言っていたじゃないですか。実際に行ったんですか?
「行きました。『久しぶり』って言ったら、『うおい』みたいな。他人事みたいに『腕ゴツくなったっしょ』って言ってきました。本当にゴツくなっていたので、『ラグビー選手みたい』って言った記憶はあります」

――廣瀬選手に伝えたいことは?
「調子がいい時、リュッツォ(廣瀬の愛称)……。廣瀬さん、やっぱりリュッツォ(笑)。リュッツォは機嫌がいい時、『ほいほい』みたいな感じで向こうも来るんですけど、ちょっとダル絡みとかしたら急に『もうええって』みたいな感じになるので、冷めた行動とか取るので、もうちょっと、ね。いつも『ほいほい』みたいな感じでいてほしいです」

――優しくしてほしいですか?
「でも、一番休みの日は一緒にいるかもしれないです。休みの日は(若鷹寮は)お昼ご飯が出ないんですけど、その時も絶対にリュッツォとインド料理屋に行くんですよ。インド料理やったっけな? ナンです、ナン。ナンを食べに行っていて、その時はめちゃくちゃ気分がいいので。ずっとインド料理を食べている時の感覚でいてほしいです」

――インド料理がお好きなんですか?
「最初はリュッツォが1人で行っていて、僕がお昼ご飯がない時にたまたま廊下ですれ違って、『飯行こう』みたいになって、そしたらめちゃくちゃ美味しくて行きつけになりました。この前、2日連続で行きました」

――最初は岩井投手と一番一緒にいる印象でしたが、今は廣瀬選手と過ごす時間が長いですよね。
「そうですね。俊介、一緒にいるんですけど。リュッツォが一番多いですかね」

(竹村岳 / Gaku Takemura)