1球で悟った「戦力になれない」 迎えた我慢の限界…武田翔太がひた隠しにした痛み

  • 記者:竹村岳
    2025.01.08
  • 1軍
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・武田翔太【写真:竹村岳】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・武田翔太【写真:竹村岳】

2024年はプロ入り後、初の1軍登板なし…4月に右肘手術「今年にかける」

 復帰までどれだけ時間がかかっても、決断するしかなかった。メスを入れると決めた瞬間を明かした。「ダメだな……」。ソフトバンクの武田翔太投手は7日、みずほPayPayドームで契約更改交渉に臨んだ。現状維持の1億5000万円(金額は推定)でサインし、「今月から傾斜を使って投げます。予定としては順調です」と右肘の現状を語る。

 2024年は、プロ13年目にして初の1軍登板なしに終わった。4月に「右肘内側側副靭帯再建術および鏡視下肘関節形成術」、いわゆるトミー・ジョン手術を受けた。「今年にかける思いは強いですし、大きな手術も経験して、進化したところも見てもらえるように頑張りたいと思います」と今後を見据える。「大急ぎの設定はしていなくて、余裕を持ちながらここまでやってきた。1個1個、球団のプログラムに従ってやっています」と足元を見つめた。

 2025年は、4年契約の最終年となる。6月前後での復帰を目指しているが、キャリアを考えても真価を問われるシーズンになることは間違いない。大切な“契約4年目”に、右肘の手術がどれだけ大きな影響を与えるのか。それをわかっていても、武田にはメスを入れなければならない理由があった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)