柳町達が我慢した涙…忘れられない“愛妻の一言” 春先の2軍生活を救った家族の支え

  • 記者:竹村岳
    2024.09.24
  • 1軍
ソフトバンク・柳町達【写真:小池義弘】
ソフトバンク・柳町達【写真:小池義弘】

「いいことも悪いこともあったシーズンでしたけど、いい形で終われてよかった」

 ホークスは4年ぶりのリーグ優勝に輝きました。鷹フルでは主力選手だけではなく、若手からベテランまで選手1人1人にもスポットを当てて、今シーズンを振り返っていきます。第1回は、柳町達外野手をお届けします。春先から続いた苦しい2軍生活の中で、支えてくれたのは家族の存在でした。その中でも、愛妻からの一言が忘れられないと語ります。1軍の壁がどれだけ厚くとも、気持ちが折れずにいられた背景に迫ります。

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 今季は67試合に出場して打率.271、4本塁打、37打点。優勝を決めた23日のオリックス戦(京セラドーム)では2点リードの5回1死二、三塁で右中間への2点適時打を放った。ビールかけ前のあいさつで小久保裕紀監督が「あのツーベースで勝負あったかな」と振り返るほど、大きな一打だった。

 前回チームが優勝した2020年は12試合出場に終わっただけに、これだけ優勝に貢献できたのは初めての経験となった。「いいこともあれば悪いこともあったシーズンでしたけど、最後にいい形で終われてよかったと思います」。劇的なサヨナラ打でチームを勝たせた試合もあった。成績以上に、柳町の存在感が際立つようなシーズンであったことは間違いない。

 プロ5年目は、またも逆風で迎えることになった。2023年、チームは3位に沈み、フロントも積極的に戦力を補強した。山川穂高内野手、アダム・ウォーカー外野手ら強打の選手を次々と獲得。昨オフに近藤健介外野手が加入した時も「正直しんどい」と漏らしていたが、また壁は厚くなった。柳町自身、オープン戦も打率.125と結果を残せず、開幕を2軍で迎えた。ウエスタン・リーグでは4割前後の打率を残した時期もあったが、1軍に昇格したのは5月28日。およそ2か月の2軍生活の中で、家族はどんなスタンスでいてくれたのか。

(竹村岳 / Gaku Takemura)