正木智也が見せた「悪い感情」 振り上げたバット…柳町達の“心”を見習う理由

ソフトバンク・正木智也【写真:栗木一孝】
ソフトバンク・正木智也【写真:栗木一孝】

15日のオリックス戦…7回無死一塁から右飛に倒れた瞬間にバットを掲げた

 感情のままにかざしたバットを、振り下ろしてしまった。クールな一面からは想像できないほどの、“らしくない姿”だった。

 延長12回の末に3-0で勝利し、連勝を「6」に伸ばした15日のオリックス戦(京セラドーム)。終盤戦ならではの重圧とも戦いながら、毎日結果を残そうとしているのが正木智也外野手だ。

 1か月ぶりの先発となった大津亮介投手と、球界屈指の左腕・宮城との投げ合い。スコアは動かないまま、どんどんと試合は進んでいった。迎えた7回、先頭の近藤健介外野手が四球で出塁すると、なんとかチャンスを広げようと打席に入ったのが正木だった。3ボール1ストライクから積極的に振っていったが、結果は右飛。打球を見上げると、両手で握ったバットを頭上に上げ、そのままグラウンドに叩きつけた。

 試合中に笑顔を見かけることはあるが、悔しさのあまり表情をゆがめるようなシーンはなかなか見たことがない。一瞬だけだがあらわになった感情は、どんな意味があったのか。

ソフトバンク・小久保裕紀監督(左)と正木智也【写真:栗木一孝】
ソフトバンク・小久保裕紀監督(左)と正木智也【写真:栗木一孝】

(竹村岳 / Gaku Takemura)