打率.083、監督の苦言…野村勇に芽生えた“欲” 受け止めていたスタメン起用の意味

  • 記者:飯田航平
    2024.09.16
  • 1軍
ソフトバンク・野村勇【写真:栗木一孝】
ソフトバンク・野村勇【写真:栗木一孝】

指揮官が懸念していた…「欲のない子ですね」

 首脳陣の起用に応える2安打1盗塁の活躍にも、延長12回に送られた代打の「意味」をしっかりと受け止めた。3-0で勝利し、優勝マジックを「7」に減らした15日のオリックス戦(京セラドーム)。「2番・二塁」でスタメン起用されたのが、野村勇内野手だった。

 相手先発は左腕の宮城。通算18打数2安打ではあったが、2022年には本塁打を記録している。その起用に応えるように、初回1死から左前打で出塁。延長10回2死では、ペルドモから中前打を放つと、3度の牽制球をもらうも、二盗を決め、チャンスを広げた。結果は5打数2安打1盗塁と、緊迫した投手戦の中で確かな存在感を発揮した。

 試合前は打率.083だった。最後に安打を放ったのは6月30日の日本ハム戦(エスコンフィールド)。スタメン出場は、8月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来のことだった。与えられたスタメンのチャンスを、野村はどのように掴もうとしていたのか。

(飯田航平 / Kohei Iida)