攻略された“仮想・斉藤和巳”「俺も打たれた」 石塚綜一郎の活躍を笑顔で喜ぶ理由

  • 記者:竹村岳
    2024.09.01
  • 1軍
ソフトバンク・斉藤和巳4軍監督【写真:竹村岳】
ソフトバンク・斉藤和巳4軍監督【写真:竹村岳】

8月31日のロッテ戦で決勝打…ファンに向けて「この声援があるから」

 現役時代に2度の沢村賞に輝いた“仮想・斉藤和巳”も、攻略してみせた。7月24日に支配下登録されたソフトバンクの石塚綜一郎捕手が1軍に昇格し、8月を終えた時点で8試合に出場して打率.267という結果を残している。斉藤和巳4軍監督は「貢献してくれている」と語る。「俺も打たれた」と笑う姿も、うれしそうだ。意外にも聞こえる2人の関係性だが、最新鋭のマシンを通じて、お互いを理解するようになっていった。

 8月21日の楽天戦(楽天モバイルパーク)でプロ初安打&初本塁打を記録。惜しくもチームは敗れたが、限られた打席の中で爪痕を残した。その後、2軍降格となる予定だったが、中村晃外野手が体調不良となったことで、継続して1軍に帯同。8月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)では6回2死二、三塁から左前2点打を放ち、勝利に貢献した。「この声援があるからこそやっていけると思うので、本当にありがたいです」と、ヒーローインタビューも初々しかった。

 斉藤和4軍監督も石塚の姿を「もちろんうれしいよ」と笑顔で見守っている。指導者としてホークスに復帰した昨シーズンは、1軍で投手コーチを務めていた。石塚との接点はなさそうに思えるが、2人の関係を深くしたのが、昨年5月に球団が導入した最新鋭マシン「iPitch」だった。

ソフトバンク・石塚綜一郎【写真:小林靖】
ソフトバンク・石塚綜一郎【写真:小林靖】

(竹村岳 / Gaku Takemura)