昨年は右肩痛…年が明け「今年も無理かもな」 正木智也と柳町達が口を揃えた“万感の思い”

  • 記者:竹村岳
    2024.08.20
  • 1軍
楽天戦に出場したソフトバンク・正木智也【写真:小池義弘】
楽天戦に出場したソフトバンク・正木智也【写真:小池義弘】

4回1死二塁で小深田の打球が右前へ…正木智也が見せたノーバウンドの返球

 野球が「つまらない」と思えてしまうほどの日々を乗り越えた。渾身のバックホームだった。ソフトバンクは20日、楽天戦(楽天モバイルパーク)に0-3で敗戦した。8安打を放ちながらも無得点に終わり、カードの初戦を落とした。その中で、守備から見せ場を作ったのは正木智也外野手だった。「今年も無理かもな……」。リハビリの日々が辛かったから、“万感”のスローイングとなった。見守った柳町達外野手も「ベストボール」と大絶賛だった。

 先発のリバン・モイネロ投手が、序盤から安定しなかった。2回無死一塁でフランコに2ランを浴びて先制された。4回も1死二塁から中島の適時二塁打で3点目を献上した。続く小深田の打球も一、二塁間を抜けていく。正木もチャージをかけて、体重を乗せてスローイングした。ノーバウンドで甲斐拓也捕手のミットに収まり、追加点を防いだ。

 昨シーズンは右肩痛に苦しみ、シーズンの大半をリハビリに費やしていた。外野手としての補殺は2022年以来、通算3度目。当然、今年では初だ。ただの1球ではない。辛い日々を乗り越えたからこそ、正木にとっては感慨深いバックホームだった。

甲斐の適時打で喜ぶホークスナイン【写真:栗木一孝】
甲斐の適時打で喜ぶホークスナイン【写真:栗木一孝】

(竹村岳 / Gaku Takemura)