ポイントだった「近藤の後ろ」 目の前で敬遠…“屈辱”に燃えた正木智也の胸中は

  • 記者:竹村岳
    2024.07.17
  • 1軍
ソフトバンク・正木智也【写真:竹村岳】
ソフトバンク・正木智也【写真:竹村岳】

3回2死二塁で近藤健介がストレートの四球…正木は空振り三振に終わった

 眼前の“敬遠”に、どんな胸中で打席に向かったのか。「僕で勝負だと思いました」。ソフトバンクは16日、ロッテ戦(みずほPayPayドーム)に4-1で勝利した。4番の山川穂高内野手が先制の2点二塁打、先発の有原航平投手が7回1失点で9勝目を挙げるなど、投打の柱が貢献した一戦。ダメ押し打を放ったのが、3年目の正木智也外野手だった。チームの鍵である「近藤の後ろ」を、どのように背負ったのか。

 両先発が無失点のまま迎えた5回だった。無死から今宮健太内野手、吉田賢吾捕手が連打でチャンスを作る。栗原陵矢内野手が犠打を決めて、山川が打席に立った。左中間を破る2点打で、主導権を握った。近藤健介外野手は左飛に終わり、正木だ。低めの直球を右中間に運び、3点目となる適時二塁打でリードを広げた。「前の打席内容を考えて、逆方向へと意識を修正しました」と振り返る。

「前の打席」は、3回に訪れていた。2死から山川が二塁打で出塁し、近藤を迎えた。結果は、ストレートの四球。正木に託されたが、低めの変化球に空振り三振に終わっていた。眼前の“敬遠”を味わい、次の打席でしっかりとやり返した。ロッテバッテリーの選択を、どんな胸中で見つめていたのか。

(竹村岳 / Gaku Takemura)