倉野コーチの“先見の明” キャンプ後に伝えた大山凌の目標「マイペース」を貫けた理由

  • 記者:飯田航平
    2024.06.17
  • 1軍
ソフトバンク・大山凌【写真:竹村岳】
ソフトバンク・大山凌【写真:竹村岳】

3試合に登板し4イニング無失点8奪三振の快投

 マイペースを貫いてきたことには理由があった。ドラフト6位ルーキーの大山凌投手は、9日に行われた横浜スタジアムでのDeNA戦で初めて1軍に昇格すると、同日にプロ初登板のマウンドに上がった。「緊張はなく、楽しかったです」。4点のリードを許した中での登板。1イニングを投げて1安打1四球2奪三振の内容。初登板を無失点で切り抜けるデビューとなった。

 同期の大卒・社会人出身選手の中では一番最後の1軍昇格だった。同2位の岩井俊介投手、同4位村田賢一投手、同5位の澤柳亮太郎投手らが、次々に1軍のマウンドを経験していく中で、2軍にいた大山は常々“マイペース”という言葉を発し続けてきた。

 同期の姿を見れば、多少の焦りが出てもおかしくはなかったはず。しかし、大山の表情と言葉からは、決して強がりではないことが伝わってきていた。なぜ大山は周囲を気にすることなく成長し、1軍の切符を掴むことができたのだろうか?

(飯田航平 / Kohei Iida)