小久保監督、苦言の真意…大津&海野に伝えたかった思い 2軍監督時代に重なる「あの時と一緒」

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:竹村岳】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:竹村岳】

4回2死満塁から高卒1年目の鈴木に2点打…小久保監督が「気になった」ポイント

 まさに「あの時と一緒」だった。だから、伝えたかった。ソフトバンクは12日、ヤクルト戦(みずほPayPayドーム)に3-9で敗戦した。先発の大津亮介投手は5回7失点で3敗目を喫した。試合後、小久保裕紀監督は語気を強めて「そういう気持ちが、バッテリーが持っていたのかはすごく気になりました」というポイントがあった。2軍監督時代から、闘争心を大切にする姿勢は何も変わっていない。

 3回に打線が1点を先制したが、4回に同点に追いつかれる。なお2死二、三塁で山田を迎えると、ベンチは満塁を選択して申告敬遠をした。打席には、高卒1年目のルーキー、鈴木だ。得意のチェンジアップを駆使して追い込んだものの、そのプロセスで直球は使わず。最後はスライダーを弾き返されて、勝ち越しの2点打となった。

 鈴木の第1打席は空振り三振。プロ2打席目の18歳に対して、正面から向かっていく気持ちがあったのか。小久保監督が厳しく言及したのはそこだ。「あそこで10年目の選手(を相手にした)の配球というか、打てるものなら打ってみろという気持ちがバッテリーにあったのかどうかはすごく大事、この世界で。そんな甘いものではなくて、あそこで逃げとは思わないですけど、プロの先輩としてそういう気持ちが、バッテリーが持っていたのか」と語る。厳しく言及したのは、2軍監督時代から指揮官自身が何も変わっていない証拠でもあった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)