近藤健介が痛めたのは「右手」、首脳陣に伝えた「行けます」 小久保監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:竹村岳】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:竹村岳】

4回に打球を追って地面に顔を強打…近藤健介が途中交代「一番困る選手」

 ソフトバンクは12日、ヤクルト戦(みずほPayPayドーム)で3-9で敗戦した。4回2死満塁の守りでアクシデントが発生。近藤健介外野手がライナー性の打球にダイビングキャッチを試みるも、捕球できず。地面に顔を強打したと見られ、5回の守備から途中交代となった。先発の大津亮介投手は5回7失点で3敗目を喫した。試合後、小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。

――大津投手の内容について。
「打たれるのは、投手ですし。打たれることもあれば抑えることもある。4回の満塁策を取った後、高卒1年目のルーキー、初スタメンの子(鈴木)でしょう。あそこで10年目の選手(を相手にした)の配球というか、打てるものなら打ってみろという気持ちがバッテリーにあったのかどうかはすごく大事だと思います、この世界。そんな甘いものではなくて、あそこで逃げとは思わないですけど、プロの先輩としてこの世界でそういう気持ちが、バッテリーが持っていたのかはすごく気になりました。今日の対決を見ていて」

――球威がなかったようにも見えたが。
「球の勢いとかそういう問題じゃない。勢いがなくたって、それは投げないと仕方ない。お互いの気持ちが、あそこの戦いであったのかどうかはすごく大事だと思います。逆に向こうが打てばあの子が“おめでとう”なので。初ヒットおめでとう。そこの戦い方というか」

「その後の(村上の)3ランはね。調子は悪かったんでしょうけど、調子が良い悪いは関係なく、この世界は年齢は関係ないとはいえ、キャッチャーの初スタメンの子に、そういう気持ちがあったのかどうか。打てるものなら打ってみろというのがあったのかどうかは気になります」

――投手だけじゃなくて、捕手にも言えること。
「海野もしかりです。海野がそれを引き出したかどうか。真っすぐは0球だったでしょ」

――追い込んでから、変化球で攻めたのが良くなかった。
「変化球でもいいんです。ただ気持ちの中でそれがあったのかっていう。真ん中にいったろうっていう。そういう戦いをするやろうと思って歩かせているので、それを引き出せなかった僕のミスでもあるし、バッテリーコーチも含めた我々のね。反省というか、プロなので。そんな簡単な世界じゃないという戦いをしたかどうかですね」

――近藤選手が途中交代。
「ちょっと検査結果を見てからです」

――痛めたのは首?
「右手です」

――大事を取ったのか。
「今後に響いてもらったら一番困る選手なので。明日は来てからになります」

――その裏の打席には立ったが、本人の意思だったのか。
「本人は行けますと言っていたんですけど、スイングが良くなかったので、すぐに代えました」

――初出場となった笹川吉康外野手の内容は。
「内容というかね、ビハインドゲームになりそうな感じだったので、佐藤直樹を用意していたんですけどね。2打席やったんですけどね、また次のチャンスで」

(竹村岳 / Gaku Takemura)