ソフトバンクの2軍は26日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの阪神戦に3-8で敗れた。先発した笠谷俊介投手が5回7安打4失点。2番手のマイロン・フェリックス投手も2回3安打4四球で3点を失った。打線は「6番・一塁」で出場したリチャード内野手が、2回に右中間へソロ本塁打。廣瀨隆太内野手、柳町達外野手も3安打を放ったが、得点には結びつかなかった。試合後の松山秀明2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――廣瀬選手が初めての猛打賞。
「そうですね。今日のヒットは反対方向に打っているので、それをよく考えていかないと。強引に打ってる時って、彼もヒットは結局は少ないし。相手と勝負するものなので、相手も気分よく振らせてはくれないので。打つ方も向こうの攻めてくることの方に寄っていくしかないので、それをうまく今日は反対方向にヒットを打っていった。そういうバッティングをしていければ、打率は上がってくるとは思います」
――柳町選手も反対方向へのヒットを打っていた。
「これは本当に野球の基本で、1軍で3割打つバッターって7割ぐらいは反対方向にヒットを当然打つし、引っ張るだけでは2割5分ぐらい。打ってもそれぐらいしか打てないので、野球って本当にそうなってるんですよね。やっぱりアウトコースにボールを投げることの方が多いので、それをしっかり仕留めてヒットにできる技術は必要ですよね」
――リチャード選手は右中間への本塁打。
「あのホームランは本当によかったと思いますね。強引に打つんじゃなくて。彼の力ならどこでもホームランになるとは思うんで、あんまり強引に打たなくても、センター中心に打っていけばいいと思います」
――リチャード選手のバッティングについてコーチと話す場面もあった。
「彼もいろんなことを考えながら、今年はちょっと成績が上がってこないので、フォームであったり、タイミングであったり、いろんなことに取り組んでいるんですけどね。1本は出るんですけど、続かないので、どうしても自信にならないんですよね。あとの(打席の)内容がどうしても……。相手も厳しく責めるんですけどね、リチャードに関しては」
――大城投手の投球について。
「良かったですね。今日のピッチャーの中では安定していたというか。このピッチングを続けていけば、だんだんチャンスも増えてくるだろうし、今の調子を続けてほしいですね」
――11安打されたが、四死球8の方が目立つ試合だった。
「ね。だからこういう点数になってしまうというか、やはりフォアボールを出すっていうのは、ヒットと一緒なんで。逆にヒットよりもダメージが大きいというか。そういう意味で、打たれるのはいいんですけど、仕方がないというか。やっぱりフォアボールは良くないね。それは防いでいかないと。ストライクゾーンで勝負してほしい」