中村晃は「変わらない」 後輩に見せる背中…周東佑京が「近づきたい」と思う理由

  • 記者:竹村岳
    2024.04.07
  • 1軍
ソフトバンク・中村晃(左)と周東佑京【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・中村晃(左)と周東佑京【写真:荒川祐史】

3日のロッテ戦で中村晃が今季初安打…周東佑京が「本当に参考になる」と語る部分

 ベンチスタートが続く日々でも、生き様の全てが後輩のお手本となっている。4月6日の楽天戦(楽天モバイル)後、小久保裕紀監督も「あの喜ぶガッツポーズの姿とか、あれを見て感じない選手がいたら人じゃないですよ。あのぐらいのものを持って、1打席に懸ける選手がベンチにいてくれるっていう強さは感じました」と絶大な信頼を口にしたのが、中村晃外野手の存在だ。代打としてチームのピースとなる姿に、周東佑京内野手も「本当に参考になる」と心からのリスペクトを語る。後輩目線から見る中村晃のすごさ、そして代打としてどんな準備を重ねているのかを単独取材で迫った。

 今季は山川穂高内野手やアダム・ウォーカー外野手らの加入によって、開幕スタメンを逃すことになった。開幕5戦目、3日のロッテ戦(PayPayドーム)で初安打を記録した。久々に奏でた快音の感触を「やっぱりホッとしますね」とうなずく。画面越しですら伝わってくるほどの集中力にも「全部していました。しっかりと初球から準備できていました。今日はいい打席、アウトにはなりましたけど、いい打席3つだったと思います」と語る表情が中村晃らしかった。

盛り上がりを見せたソフトバンクベンチ【写真:荒川祐史】
盛り上がりを見せたソフトバンクベンチ【写真:荒川祐史】

 6日の楽天戦では9回に代打で登場すると、チームに貴重な追加点をもたらす左前への適時打を放った。一塁ベース上では雄叫びをあげ、感情を爆発させた。「代打の時は1打席しかないんでしっかり集中していけたかな、と思います。しっかり1年間、いい姿を見せ続けられるようにしていきたい」。決意に満ちた表情が印象的だった。

 小久保裕紀監督は3月中旬、オープン戦中盤を戦っていた中でウォーカーの開幕スタメンを明言した。中村晃もオープン戦中から「公式戦と同じように」と、準備には手を抜くことなく、シーズン同様に結果を求めてきた。ベンチから戦況を見つめる隣には、多くの若手たちがいる。中村晃自身は「自分の準備で、そんなに余裕はないです」と前だけを見つめているが、そんなベテランの背中を見ている後輩はたくさんいる。その1人である周東はこう語る。

ソフトバンク・中村晃【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・中村晃【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・中村晃【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・中村晃【写真:荒川祐史】

(竹村岳 / Gaku Takemura)