自信がない、途中で断念も…習得を諦めなかったチェンジアップ 東浜巨らしい実直な理由

  • 記者:竹村岳
    2024.03.13
  • 1軍
ソフトバンク・東浜巨【写真:竹村岳】
ソフトバンク・東浜巨【写真:竹村岳】

オープン戦は2登板で9イニング無失点…開幕ローテ入りへ「一喜一憂せず」

 ソフトバンクは13日、巨人とのオープン戦(PayPayドーム)に2-3で逆転負けした。先発した東浜巨投手が5回無失点。掲げてきた開幕ローテーション入りをグッと手繰り寄せる内容となった。好投を支えたのは、過去に「苦手」と表現したこともあるチェンジアップ。2024年、このタイミングで改めて習得を目指そうとしている理由も東浜らしかった。「言い訳にしている自分が嫌だった」――。

 初回、先頭の松原を空振り三振に斬る。2死一塁で4番の岡本を迎えると、2球目には152キロを計測していた。「今日は出力が出ている感覚は、指にかかっている感覚はありました」。4回1死一、二塁では坂本を遊ゴロ併殺。5回で82球を要した内容に「7回、8回を任せてもらえるところのギリギリライン。もう少し減らせたらと思います」と反省も忘れなかったが、前回登板に続いて無失点。結果で最大のアピールだ。

 カットボールやカーブなど曲がり球も操る東浜だが、最大の武器はシンカー。この日は130キロ後半と、140キロ前半でシンカー系の変化球を「投げ分けています」と言う。その中身について「130キロ後半は、チェンジアップです。140キロ中盤、後半がシンカーで、その投げ分けは今練習中です」と、別々の球種であることを明かした。これまでなかなか使いこなせずにいたチェンジアップを、なぜ今、本格的に“解禁”することになったのか。

ソフトバンク・東浜巨【写真:竹村岳】
ソフトバンク・東浜巨【写真:竹村岳】

(竹村岳 / Gaku Takemura)