「できないと思っていた」 周東佑京の新境地…中村晃からもらった助言と“極意”

  • 記者:竹村岳
    2024.03.08
  • 1軍
ソフトバンク・周東佑京【写真:竹村岳】
ソフトバンク・周東佑京【写真:竹村岳】

春季キャンプを振り返っても「振っている感じは悪くないです」、打撃面の新たな手応え

 確かな手応えを得た。打撃スタイルにおいて“新境地”に飛び込もうとした1か月だ。ソフトバンクの周東佑京内野手は、春季キャンプを振り返り「感覚自体も、振っている感じも悪くないです」と言う。レギュラーを奪うために、明確な課題である打撃面。克服しようと助言を求め続けていたのが、中村晃外野手だった。

 周東は2024年から、新たに選手会長を務めることになった。序盤は人前に立ち、発言する機会も多かっただけに「行事みたいなものも多かったですしね。引っ張っていくには周りを見た方がいいのかとか思いました」。キャンプ後半、実戦が本格化してからは「前半は意識しましたけど、後半はあまり意識しなかったです。自分のことをしっかりやろうとしていましたし、いつも通りでした」と、自然体でいられる時間も増えていった。

 2023年は打率.241、2本塁打、17打点。9月、10月の2か月間で打率.330を記録するなど、進化のきっかけを掴んだままシーズンを終えた。年が明け、2月のキャンプ中も「結果はそんなには求めていなかったです。めちゃくちゃ結果が欲しいというわけでもなく」と、取り組んできたことが内容に表れるようにアプローチしていたようだ。自分の「走力」こそが最大の武器であると理解しているだけに「塁に出られるように」と何度も繰り返してきた。だからこそ、中村晃の言葉に耳を傾けていたという。

(竹村岳 / Gaku Takemura)