リハビリでも「気持ちが折れない」 又吉克樹が見た“強さ”…2人の育成選手からもらった刺激

  • 記者:竹村岳
    2024.02.01
  • 1軍
ソフトバンク・又吉克樹【写真:竹村岳】
ソフトバンク・又吉克樹【写真:竹村岳】

なぜ又吉克樹は2人の育成選手の名前を挙げたのか? ともにした辛いリハビリ生活

 懸命でひたむきな姿に刺激を受けた。どん底から這いあがろうとする姿だから、感じるものがあった。ソフトバンクは1日、宮崎の生目の杜運動公園で春季キャンプをスタートさせた。ホークスに加入して3年目を迎える又吉克樹投手も「普段の態度も含めて『ああいう人になりたい』と思ってもらえるように。そんなことを感じた11月から1月でしたね」。そう背筋を伸ばすのは、育成選手の気持ちから受け取ったものがあったからだ。

 2023年は32試合に登板して2勝2敗、10ホールド、防御率2.25の成績だった。開幕1軍には入ったものの、夏場に再び1軍昇格するまでは約3か月のファーム生活を送っていた。自分の立ち位置を踏まえて、今のキャンプは「今からは競争なので、自主トレとは違ったピリつき感はあります。開幕が確定と言われているのは表に名前が出ている人だけ」と語る。通算463登板と、ブルペンの中でも実績は十分。開幕までの逆算ももちろんだが、まずは競争を勝ち抜くつもりで球春を迎えた。

 又吉は昨年12月から今年の1月にかけて、主にファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で自主トレを行っていた。2022年7月にも右足首を骨折してリハビリとなっただけに、筑後で若手とともに過ごす時間はこれまでもあった。さまざまな方向にアンテナを張って練習をする中で、若手の中で印象に残ったのが、山本恵大外野手と三代祥貴内野手だった。実績は関係なく、ひたむきな姿こそが大切だと、改めて感じさせられた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)