「怖くて毎日は無理」板東湧梧がフロントに投じた一石 金銭&体の負担…縦割りキャンプの課題

  • 記者:竹村岳
    2023.11.29
  • 1軍
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・板東湧梧【写真:藤浦一都】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・板東湧梧【写真:藤浦一都】

600万円アップの4000万円でサイン…シーズン振り返り「悔しいの一言です」

 大げさでもなんでもなく、心からの訴えだった。「死んでしまいそうで」。ソフトバンクの板東湧梧投手が29日、PayPayドームで契約更改交渉に臨み、600万円アップの4000万円(金額は推定)でサインした。球団との交渉において右腕から意見を出したのが、ファーム施設との往復について。「筑後での通勤がキツい」と語った背景と、詳細に迫っていく。また、交渉に同席した三笠杉彦GMから見た板東の評価も明かした。

 今季は30試合に登板して5勝4敗、防御率3.04。キャリア最多の83イニングを投げながらも「一番思うのは、悔しいの一言です」と表情は晴れない。先発としては3勝4敗で、巡ってきたチャンスで全てを掴むことはできなかった。「同じ失敗を繰り返してしまったのが情けないような、悔しいような。そこさえできればというところで壁に当たってしまった」と、自身の成績に納得はしていない。

 1年に1回、球団との交渉の場。板東は「筑後への通勤がキツい」と自分の考えを伝えたという。「お願いしました。リハビリで通っている時も本当にしんどくて、死んでしまいそうで。その時も宿泊施設を自分で取って泊まっていたんで」と自費だったことも明かす。球団に訴えた詳細、板東がそう思った背景と経緯とは――。

契約更改交渉に臨んだソフトバンク・板東湧梧【写真:藤浦一都】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・板東湧梧【写真:藤浦一都】

(竹村岳 / Gaku Takemura)