酔ったら“ドS”に…独自調査「お酒を飲んだらどうなる?」 泉圭輔と96年組の酒豪たち

ソフトバンク・泉圭輔【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・泉圭輔【写真:藤浦一都】

前回は大関友久が泉圭輔に「口に出してなんでもしゃべるんですよ」

 毎試合グラウンドで全力で戦う選手たち。一方で、選手1人1人にプライベートが存在します。そこで鷹フルが調査したのが「この人、お酒飲んだらどうなりますか?」。泉圭輔投手について、ご本人と3選手に取材しました。酔っ払ったら“ドS”になるというまさかの口コミが? 先輩選手からは、どれだけ飲んでも正気を保ち続ける“ザ・後輩”とも表現されていました。いつもは優しい笑顔を見せる泉投手、意外な一面をご覧ください。

・大関友久投手
――この人、お酒飲んだらこうなりますという選手はいますか?
「僕あんまり選手と飲む回数は多くないんですけど。泉さん面白いですよ。元々、結構はっきりしている人なんですけど、それを口に出してなんでもしゃべるんですよ。しかもそれで面白いので(笑)」

――一緒に飲んだ経験は?
「2人で飲んだりはしたことないですけど、投手会とかで見たことあるくらいです。あとは寮生だった時に一緒に部屋で飲んだりとか。たまに飲みの場に一緒にいて。泉さん面白いです(笑)」

――仲良しなイメージがありますが。
「仲良いと思いますよ。よくしゃべりますし。2人で遊んだこととかはないんですけど」

――泉投手の方から「ゼキ、ゼキ」みたいなイメージです。
「そうですね、結構面白がってくれるというか、話しかけてくれます。面白いですし」

(大関友久投手から)
「津森も面白いですよ。元々面白いですけど。あと奥村さんもめちゃくちゃ面白いです。お酒強いわけじゃないと思うんですけど、めっちゃ面白いです(笑)。歌い出したりして。言っていいのかわからないですけど(笑)。周りを楽しませようとしてくれます」

・甲斐野央投手
――泉投手は、お酒を飲んだらどうなりますか?
「よくしゃべるようになります。“ドS”になる感じ」

――大関投手は、普段から物事をハッキリと言う人ですが、よりハッキリすると言っていました。
「そうですそうです、その通りじゃないですか」

――ファンの方にはあまり“ドS”なイメージがなさそうですが。
「でも大関が言う通りじゃないですかね」

――酔った姿は見たことがある?
「泉ですか? そんな酔っ払うことないですけど、酔った時は面白いです」

――お酒自体は強い?
「どうなんですかね? 弱くはないと思いますよ」

――2人で飲むことなんてありますか?
「サシはないですかね。あ、でも泉の家に泊まりに行ったりとかはした時があったので。その時に一緒に飲んだりして。でもその時も酔っ払ったわけじゃないですし」

――選手2人で飲みに行くってなかなかなさそうですね。
「でも泉となら2人なら全然行けると思っていますけどね。同期ですし、同級生ですし」

――1996年の選手で一番お酒が強い人は?
「お酒ですか? えぇ……。重田(倫明投手)じゃないですかね? あいつ強いですよ」

――重田投手とは意外な答えでした。
「そうですか? 強いですけどね」

・嘉弥真新也投手
――泉投手とお酒を飲んだことは?
「ありますよ」

――彼はどうなりますか?
「僕先輩なんでね……。でもよくしゃべるようになりますし、あとは変わらず、気が利くやつというか。あんまり変わらないと思いますけどね」

――取材した他の投手は、より物事をハッキリ言うようになると言っていました。
「ああ……。そんな感じはしないですね。常に後輩です」

――先輩の前では正気を保つんですかね?
「そうですね。保っていると思いますよ」

――後輩としては、どんな後輩ですか?
「いいやつですよ。気が利くし、よく話もしますし。僕の中ではですけど。“ザ・後輩”って感じです」

――食事の場でも気が利く感じ。
「そうですね。飲み物がなくなってきたら『何飲みますか?』って。気を遣って、周りを見てるなって感じはしますね。

――酔っ払ったところは見たことがありますか?
「ありますけど、そんな変わる感じじゃなかったですけどね」

・泉圭輔投手
――お酒を飲むとどうなりますか?
「僕ですか? 僕はテンション、元から高い方だと思いますけど、さらにそれが高くなって、飲めないんですけど、飲んじゃいます。乗せられたらすぐに飲んじゃいます」

――大関投手からは「ハッキリするのがもっとハッキリするようになる」と。
「それ尾形にも言われたな……。意外とズバズバ言うらしくて。ゼキと、飲みに行こうって話をずっとしてるんですよ。でも結局行けていないので、どこかのタイミングで行きたいですね」

――投手会くらいしか、これまではなかなかない?
「そうですね。ゼキも独特の“ゼキワールド”を展開するので(笑)。誘っていいタイミングを、こっちもなかなか測りながらって感じなんですけど」

――大関投手は、泉投手と「仲良いと思います」と話していました。
「仲良いんですけど、すげえ特殊な『仲良い』なんですよ。普通に仲良くて話す、とかじゃない何かがあります。めっちゃくだらない話を、哲学的に話すというか。そんな深いところまで話さなくていいだろってことも言うし、逆に信じられないくらい浅い、全然面白くないことでケラケラ笑ったり。ゼキが独特なのもありますけど、不思議な感じです。でも仲はいいと思います」

――大関投手と一番仲がいいのは……。
「絶対僕です。絶対僕。こればっかりは」

――甲斐野投手は「“ドS”になる」と言っていました。
「元々おしゃべりではあるので、それがさらに饒舌(じょうぜつ)になっているのかもしれないですね」

「あれじゃないですか? 普段はなかなかめちゃくちゃ酔ったりっていうのがない分、たまに僕がそうなっちゃうと、面白いんだと思いますよ」

――2人で飲むことはなかなかない。
「2人でっていうのはなかなかないですね。でも央とは一番、同級生の中では飯に行っているので。飯の場で飲むことが多いですね。あんまり僕はベロベロになっているところは見せていないような……。基本セーブしちゃうので」

――なぜセーブしてしまう。
「酒強くないですし、飲み過ぎて気持ち悪くなったら終わりなので。最後までその場を楽しめるようにって感じです」

――同級生の中では重田投手が一番強いんですか?
「そうかな? でも一番強いのは重田ですね。あいつは飲ましてきたりはないんですけど、それをみんなで『お前が飲め』ってやったら、もう爆飲みです。あいつ顔色も変わらないんです。本当強いと思います」

――嘉弥真投手は「よく話すようになる」と言っていました。
「嘉弥真さんにはそんなに見せていないですね。見せていないというか、先輩と飲んだら。でも今年は嘉弥真さんにめちゃくちゃご飯連れて行ってもらいました。飯に行ってその場で飲むこともありましたけど。そもそも、僕ずっと嘉弥真さんの前ではテンション高いので、お酒を飲んでもそんなに変わらないし。そんな飲みすぎないようには、先輩なので」

――お酒の力を借りるようなこともあるんですか?
「テンションが上がって、普段は言えないというか、遠慮しちゃってるところもお酒の力を借りて言っちゃう部分は僕は結構あるんですけど(笑)。でもそれはタイミングと、言っていい内容なのかというのは、どれだけ酔っていてもちゃんと考えて。その場が盛り上がることしか言わないですね」

――お酒を飲んでも“マネージャーっぽい”んですね。
「そうなるんですかね。どれだけ酔っても、会計の時とかはめっちゃ普通にしようと思いますもん。(タクシーも)お店出て、すぐにぱって捕まえたして」

――次は、どの選手にバトンを回しますか?
「笠谷は(俊介投手)……」

※ここからは、取材でき次第、随時掲載していきます!

(取材・竹村岳、米多祐樹 / Gaku Takemura,Yuki Yoneda)