上林誠知が心中を独占激白 戦力外通告の経緯と電話で流した涙、ファンへのメッセージ

  • 記者:米多祐樹
    2023.10.23
  • 1軍
ソフトバンクから戦力外通告を受けた上林誠知【写真:荒川祐史】
ソフトバンクから戦力外通告を受けた上林誠知【写真:荒川祐史】

ホーム最終戦で感じたファンの愛「すごい愛されているなっていうのを感じました」

 ソフトバンクは22日、森唯斗投手、嘉弥真新也投手、上林誠知外野手、高橋純平投手、古川侑利投手、九鬼隆平捕手、佐藤直樹外野手に来季の支配下契約を結ばない旨を通告したと発表した。2013年ドラフト4位で仙台育英高から入団し、ファンからの人気、期待も大きかった上林は通告を受け、鷹フルの独占インタビューに応じて心境を激白。現役続行への思い、ファンへの感謝などを語った。

――ファンの方々へのメッセージ。
「本当に、色々あったんですけど……。最近の話で言えば、ホーム最終戦で(中村晃外野手が)敬遠されて、大して結果も残していない人間に対して最後にああやって、その日一番じゃないけど、すごい歓声をくれて、すごい愛されているなっていうのを感じました。最後にああいう歓声がもらえたっていうのが一番の思い出です」

「それはファンの方の思い出ですけど、去年はアキレス腱を切って、CS最後の試合(ロッテとの3戦目)で負けたんですけど、代走で出て、ああいう前進守備の中でギリギリ、セーフになったっていうところは『自分、よく頑張ったな』って。ここまで走れるようになったんだっていうのは感じたので、直近ではその2つですね。出来事としては」

――逆転満塁ホームランから始まったプロ野球人生。
「デビュー戦ではなかったんですけど、ホームでの初スタメンで、最初のヒットはレフト前でしたけど、初ホームランが満塁ホームラン。球団最年少記録っていうのも作ったりして。ド派手なデビューをして、そこから覚えてくれた人がたくさんいた。そこからずっとやってきて、最初の5年はどちらかというといい思いをして、後半の5年は怪我から始まって。本当に、苦しい5年間を過ごして……。いい時も悪い時も、ファンの方は常にどんな時も応援してくれて、それは本当に嬉しかったです」

「リハビリ中も、テレビで試合とかも見ていて、ユニホームやタオルを持って応援してくれていたのは見ていたので。なんていうのかな……。技術とか、結果を出す選手でも、なかなかここまで応援される選手っていうのはいないかもしれない。そういう意味では、自分では言いづらいんですけど、本当に愛されていたのかなっていうのは感じていました。本当に寂しいんですけど、そういうファンの方って、どこに行っても応援してくれると思うので、辞めるまでは全力で頑張りたい感じです」

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)