チームに生じていた“溝” 「盗塁じゃないの」発言で起こった騒動…V逸の原因を検証

  • 著者:鷹フル編集部
    2023.10.19
  • 1軍
今季限りで退任したソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】
今季限りで退任したソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】

優勝の大本命と目されていたホークスの歯車はどこで狂ったのか

 2023年のホークスの戦いが終焉を迎えた。3年ぶりのリーグ制覇を目指したレギュラーシーズンは3位に終わり、「パーソル クライマックスシリーズ パ」は敵地ZOZOマリンスタジアムで行われたファーストステージでロッテに1勝2敗で敗退。日本一への挑戦権は得られず、2年間、指揮を執った藤本博史監督は今季で退任することが決まった。

 17日、本拠地PayPayドームで行われた退任会見に臨んだ藤本監督は「ここぞっていう時に勝てなかった。そういうところですかね」と涙を浮かべ、言葉を詰まらせながら、この2年間を振り返った。優勝を義務付けられたホークスの指揮官。その重圧と戦い、神経をすり減らしながら、必死に1試合1試合を戦ってきたが、優勝には手が届かなかった。

 昨オフにFAで近藤健介外野手、嶺井博希捕手を獲得し、レンジャーズからFAとなっていた有原航平投手もチームに加えた。ロベルト・オスナ投手やジョー・ガンケル投手、ウィリアンス・アストゥディーヨ内野手、コートニー・ホーキンス外野手といった助っ人も補強して迎えた今シーズン。優勝の大本命と目されていたホークスの歯車はどこで狂ったのか。

 来季こそはリーグ優勝を奪還しなければならない。そのためには何が必要なのか。強くあってほしい、勝ってほしいからこそ、あえて今季浮き彫りになった課題を前後編にわたって検証する。前編は「チーム内に生じていた溝」。

(鷹フル編集部)